こんにちは。現役京大生の受験バイブル、運営者のパンダです。
模試の結果が返ってきて「偏差値65」という数字を見たとき、あなたはどんなふうに感じましたか?
「やった!結構いいじゃん!」と喜んだ人もいれば、「あと少しで志望校に届くのに…」と悔しがっている人もいるかもしれませんね。
特に、難関大学を目指している人にとっては、この「65」という数字は一つの大きな基準になりますから、気になって検索してしまう気持ち、すごくよく分かります。
受験勉強をしていると、どうしても目の前の点数や判定ばかりに目が行きがちですが、偏差値を正しく理解することは、実は合格への近道なんです。
「偏差値65」が統計的にどのくらいの位置にいて、周りのライバルたちと比べてどれくらいリードしているのか、あるいは何が足りないのか。
ここを客観的に把握できている受験生は、戦略的に勉強を進めることができます。
この記事では、偏差値65という数字の「正体」を、統計的なデータや具体的な順位、そして私の京大受験の経験も交えながら、徹底的に解剖していきます。
「なんとなく頭がいいレベル」で終わらせず、その希少価値や難易度を肌感覚で理解できるように解説しますので、ぜひ最後まで付き合ってくださいね。
- 偏差値65が統計的に上位約6.7%であることの数学的な意味
- 1000人規模やクラス単位での具体的な順位と立ち位置
- 高校受験と大学受験での偏差値の価値が劇的に変わる理由
- 偏差値65の壁を突破し、さらに上を目指すための具体的戦略
偏差値65は上位何パーセントに位置するのか

まずは、偏差値65というスコアが、集団全体の中で統計的にどの位置にあるのかを見ていきましょう。
「偏差値」という言葉は日常的に使われていますが、その仕組みを正しくイメージできている人は意外と少ないものです。
ここでは、曖昧な感覚ではなく、数字に基づいた事実をお伝えします。
- 上位約6.7%という統計データの正確な意味
- 1000人中何位?集団規模別の順位早見表
- 15人に1人の割合が示す希少性と難易度
- 大学受験と高校受験で変わる偏差値65の価値
上位約6.7%という統計データの正確な意味

結論からズバリ言いますね。偏差値65は、集団全体の中で上位約6.7%に位置します。
「え、6.7%って言われてもピンとこない…」と思いましたか?
大丈夫です、少し詳しく解説しますね。
そもそも偏差値というのは、試験を受けた全員の点数が「正規分布」という綺麗な山なりの形をしていると仮定して計算されます。
平均点を取った人を「偏差値50」とし、そこから点数がどれくらい離れているかを標準化したものが偏差値です。
統計学的には、偏差値65というのは平均値から「標準偏差の1.5倍(+1.5σ)」高い地点にあることを意味します。
この「+1.5σ」という地点より上にいる人が、全体の約6.68%、つまり約6.7%しかいないということなんです。
これは、もし100人の受験生がいたとしたら、あなたは上から6番目か7番目にいるということです。
「なんだ、トップ3には入ってないのか」とガッカリしないでくださいね。
100人中93人以上を自分の後ろに従えている状態って、想像してみるとかなりすごくないですか?
ほとんどの受験生(約68%)は、偏差値40から60の間の「平均的なゾーン」にひしめき合っています。
偏差値65を取るということは、この分厚い多数派の層を完全に抜け出し、グラフの右側の裾野にある「選ばれた少数派」の領域に足を踏み入れていることを証明しています。
偏差値は「相対評価」です。
つまり、テストの問題がめちゃくちゃ難しくて平均点が30点だったとしても、あなたが平均より圧倒的に高い点数を取れば偏差値65は出ますし、逆に問題が簡単すぎて平均点が80点のときは、95点を取っても偏差値65に届かないこともあります。
大事なのは点数そのものではなく、「周りとどれくらい差をつけたか」なんですよ。
この「上位6.7%」という数字は、まぐれで取れるようなものではありません。
基礎的な知識が完璧に入っていて、標準的な問題ならほぼミスなく解ける。
さらに、少しひねった応用問題にも対応できる思考力を持っていないと、このパーセンテージには入れません。
あなたがもし安定して偏差値65を取れているなら、それは胸を張っていい「実力」です。
1000人中何位?集団規模別の順位早見表

パーセンテージの話だけだと、どうしてもリアリティが湧きにくいですよね。
そこで、もっと具体的に「自分の学校」や「模試の会場」をイメージして、偏差値65が何位くらいになるのかをシミュレーションしてみましょう。
これを知っておくと、模試の個票が返ってきたときの見方がガラッと変わりますよ。
以下の表に、集団の規模ごとの順位をまとめました。自分の環境に当てはめて見てみてください。
| 集団の規模 | 偏差値65の順位(理論値) | 具体的なイメージ |
|---|---|---|
| 40人クラス | 2.6位(2〜3位) | クラスで「頭いいキャラ」として認知される。トップ争いの常連。 |
| 100人(学年) | 6.7位(6〜7位) | 学年トップ10入り確実。成績優秀者として名前が張り出されるレベル。 |
| 300人(中規模校) | 約20位 | 指定校推薦の枠を余裕を持って選べる上位層。 |
| 1,000人 | 約67位 | 大規模な集団でも2桁順位をキープ。トップ70に入れる実力。 |
| 10,000人 | 約668位 | 全国模試などの大規模データでも上位10%以内は確実。 |
どうでしょうか?
例えば、40人のクラスで考えてみてください。
「クラスで1番」を取るのは偏差値70以上が必要になることが多いですが、2番か3番につけていれば偏差値65レベルと言えます。
「あいつには勝てないけど、自分も負けてない」というポジションですね。
また、受験者数が数万人規模になる「全国模試」で考えてみましょう。
もし受験者が1万人いたら、その中の668位前後です。
「1万人の中で600番台」と聞くと、かなり上位に食い込んでいる感覚がありませんか?
ただし、注意してほしいポイントがあります。
これはあくまで「理論値」だということです。
もしあなたが通っているのが、地域で一番の進学校だった場合、周りのレベルが高すぎるため、校内偏差値65を取るのは至難の業です(逆に校内で真ん中でも、全国偏差値なら65を超えることもあります)。
模試の結果を見るときは、「校内順位」と「全国順位」を分けて考える癖をつけましょう。
偏差値65という数字は、あくまで「そのテストを受けた集団全体」での位置づけです。
ライバルは教室の中だけじゃなく、全国にいることを忘れないでくださいね。
15人に1人の割合が示す希少性と難易度

「上位6.7%」という数字を、もっと直感的に理解するために、分数をひっくり返してみましょう。計算すると、およそ「15人に1人」という割合になります。
この「15人に1人」という数字、あなたはどう感じますか?
「クラスに2人くらい」のイメージです。
これを日常生活や他の分野に置き換えてみると、その希少性(レア度)がよく分かります。
- サッカーチーム(11人): チームに1人いるかいないかのエース級。
- 30人の教室: クラスで成績トップ2に入っている状態。
- アルバイト先のシフト: 15人スタッフがいたら、その中で一番仕事ができるリーダー格。
こう考えると、偏差値65というポジションがいかに「選ばれた存在」であるかが分かりますよね。
15人の中で一番勉強ができる。これは簡単なことではありません。他の14人も、受験生であればそれなりに勉強しているはずです。
そのライバルたちを押しのけてトップに立つには、「人並みの努力」では届かないのです。
「15人に1人」になるためには、以下のような要素が必要になってきます。
- 圧倒的な基礎力: 教科書レベルでつまずいている箇所が一つもない。
- 情報の処理速度: 試験時間内に問題を解ききるスピードと正確性。
- メンタルの強さ: プレッシャーのかかる試験本番でも実力を発揮できる精神力。
また、この「上位数パーセント」という枠組みは、社会に出てからも一つの目安として機能することがあります。
就職活動の際、人気の企業や難関資格の合格率は、この「偏差値65」の割合(上位5〜10%)と重なることがよくあるんです。
つまり、今の段階で偏差値65を取る努力をしておくことは、将来社会に出たときの競争力、いわゆる「勝ち癖」をつけることにも繋がります。
「たかが数字」と思わず、「自分は15人に1人の逸材になるんだ」という高いプライドと目標を持って、勉強に取り組んでみてください。
そのマインドセットが、さらに上の偏差値70への扉を開く鍵になりますよ。
大学受験と高校受験で変わる偏差値65の価値
さて、ここがこの記事の中で最も誤解が多く、かつ危険なポイントです。
もしあなたが高校受験の感覚のまま「偏差値65」を捉えているなら、今すぐその認識をアップデートしてください。
なぜなら、高校受験と大学受験では、偏差値の意味が天と地ほど違うからです。
最大の違いは、競争に参加している「母集団(ライバルの質と人数)」です。
高校受験の偏差値65:地域のトップ層
高校受験は、中学校を卒業するほぼ全員が受験します。文部科学省の調査によると、高校への進学率は約99%です。
つまり、勉強が大得意な子から、勉強が全く苦手で嫌いな子まで、同世代のほぼ全員が母集団に含まれています。
この中での「偏差値65」は、勉強が苦手な層も含めた上での順位なので、比較的取りやすい数字と言えます(もちろん努力は必要ですが!)。
大学受験の偏差値65:全国の精鋭たちとの戦い
一方で、大学受験はどうでしょうか。
大学進学率は年々上昇していますが、それでも約55%〜60%程度です(出典:文部科学省『学校基本調査』)。
ここで重要なのは、「高校受験で成績下位だった層の多くが、大学受験の戦場にはいない」という事実です。
大学受験の偏差値を競う相手は、基本的に「高校時代も勉強をしてきた人たち」や「進学校の生徒たち」ばかりになります。
この現象により、一般的に「高校受験の偏差値からマイナス10〜15したものが、大学受験の偏差値になる」と言われています。
高校受験で「偏差値65」の高校に入った生徒が、高1の最初に受ける全国模試(河合塾の全統模試など)で「偏差値50〜55」を取ってショックを受ける…。
これは受験界では日常茶飯事です。
決してあなたの頭が悪くなったわけではなく、周りのレベルが格段に上がった(平均点が高くなった)からなんです。
つまり、大学受験における「偏差値65」は、高校受験の感覚で言えば偏差値75〜80に近い価値があります。
全国の進学校の生徒や、1年間勉強だけに捧げてきた浪人生たちがひしめく中で、さらに上位6.7%に入る。
これは、並大抵のことではありません。
「高校の時は成績良かったから大丈夫」という油断は禁物です。
大学受験での偏差値65は、全国レベルでの「知的エリート」の仲間入りを意味する、非常に重みのあるステータスなのです。
偏差値60や55と比較した「頭いい」の基準

偏差値65の凄さをより立体的に理解するために、偏差値50、55、60といった他のゾーンと比較してみましょう。
階段を登るように、レベルごとに求められる能力が変わっていくのが分かります。
| 偏差値 | 割合(上位) | 人数比 | 学力の状態 | 合格イメージ(大学受験) |
|---|---|---|---|---|
| 50 | 50.0% | 2人に1人 | 平均点レベル 基礎に抜けがあり、得意不得意が激しい。 | 日東駒専・産近甲龍の下位学部、地方私大 |
| 55 | 30.9% | 3.3人に1人 | 中の上レベル 基礎はおおむね理解しているが、応用力不足。 | 日東駒専上位、産近甲龍、地方国公立(下位) |
| 60 | 15.9% | 6.3人に1人 | 成績上位層 基礎は完成。標準問題も解けるが、難問には弱い。 | MARCH、関関同立、地方国公立(中堅) |
| 65 | 6.7% | 15人に1人 | 難関大レベル 応用力があり、知識が体系化されている。 | 旧帝大、早慶上智、MARCH上位 |
偏差値60の壁と、そこから65へのジャンプアップ
多くの受験生が最初にぶつかるのが「偏差値60の壁」です。ここまでは、単語を覚えたり、公式を暗記したりといった「インプット中心の学習」で到達できることが多いです。
しかし、偏差値60から65に上げるのが一番しんどいと言われています。
なぜなら、ここからは「知識の量」ではなく「知識の質」が問われるからです。
偏差値65の世界に行くためには、単に公式を知っているだけでは通用しません。
「なぜその公式を使うのか?」「他の解法ではダメなのか?」といった論理的な思考プロセスや、初見の問題に対して手持ちの知識を組み合わせて解く「現場対応力」が必要になります。
「毎日勉強しているのに、偏差値60で止まってしまった…」という人は、勉強のやり方が「量」重視になっている可能性があります。
65を目指すなら、一問一問を深く掘り下げる「質」重視の勉強に切り替える必要がありますよ。
GMARCHや旧帝大など合格可能な大学レベル

では、実際に偏差値65(河合塾の全統記述模試レベルを想定)を取れていれば、どこの大学が射程圏内に入るのでしょうか?
具体的な大学名を挙げていきますので、志望校選びの参考にしてください。
国公立大学:旧帝大が見えてくる
偏差値65は、難関国公立大学の合格ラインに到達しています。
- 旧帝国大学: 北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学(医学部医学科を除く)。これらの大学の多くの学部でA判定やB判定が狙えます。
- 準難関国公立: 神戸大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学など。
これらの大学であれば、十分に合格者平均レベルに位置しています。 - 東京大学・京都大学: 正直に言います。
東大・京大を目指す場合、偏差値65は「最低限のスタートライン」です。
合格者の多くは偏差値70〜75の層にいます。偏差値65だと、C判定やD判定が出ることが多いでしょう。
ここからもう一段階ギアを上げる必要があります。
私立大学:早慶上理・GMARCH上位
私立大学においては、かなりの選択肢を持てます。
- 早慶上智: 早稲田大学、慶應義塾大学の下位〜中位学部、上智大学、東京理科大学などが適正校となります。ただし、早慶の看板学部(早稲田の政経、慶應の法など)は偏差値70近く必要になることもあります。
- GMARCH・関関同立: 明治大学、青山学院大学、立教大学、同志社大学などの人気学部であっても、偏差値65あればかなり有利に戦えます。合格確実圏(安全校)として受験戦略に組み込めるレベルです。
ここで挙げた偏差値は、受験生が最も多く受ける「河合塾 全統模試」の基準に近いものです。
進研模試(ベネッセ): 母集団のレベルが少し広いため、偏差値が高く出やすいです。全統模試の偏差値65は、進研模試だと偏差値70〜75くらいに相当します。
駿台模試: 難関大志望者が多く受けるため、偏差値が低く出ます。駿台で偏差値65取れたら、それはもう東大・京大レベルの超エリートです。
「偏差値65」は、日本のほとんどの大学への切符を手に入れられる強力なパスポートです。
しかし、最難関を目指すなら「通過点」に過ぎません。
自分の志望校がどの位置にあるのか、冷静に見極めてくださいね。
さて、ここまでで「偏差値65」という数字の持つ意味や難易度については十分に理解できたかと思います。
では、実際にそのレベルに到達するためには、具体的にどんな勉強をすればいいのでしょうか?
次の章からは、実践的な学習戦略について解説していきます。
上位何パーセントの偏差値65へ届く学習戦略

ここからは、現在偏差値50〜60付近で伸び悩んでいるあなたが、上位6.7%の壁を打ち破り、偏差値65の領域へ到達するための具体的なアクションプランをお話しします。
「才能がないと無理」なんてことは絶対にありません。正しい戦略があれば、誰でも到達可能です。
- 独学で壁を突破するために必要な勉強時間
- 基礎を固めてケアレスミスをゼロにする勉強法
- 伸び悩みを解消するなら個別指導がおすすめ
- 東大生講師のトウコベで効率よく成績アップ
- まとめ:偏差値65は上位何パーセントの難関
独学で壁を突破するために必要な勉強時間

「どれくらい勉強すれば偏差値が上がりますか?」というのは、私がよく受ける質問の一つです。
もちろん個人差はありますが、偏差値60から65へ上げるためには、一般的に年間で1,000時間以上の「質の高い」追加学習が必要だと言われています。
1,000時間というと、1日3時間を365日続けてようやく達成できる数字です。
現役生であれば、学校の授業以外にこれだけの時間を確保するのは簡単なことではありません。
しかし、ここで勘違いしてはいけないのが、「時間さえかければ成績が上がる」という精神論です。
偏差値65を目指す段階において、単に机に向かってぼーっと教科書を眺めている時間や、すでに完璧に解ける問題を繰り返し解いている時間は、学習時間としてカウントしてはいけません。
重要なのは、「脳に負荷がかかっている時間」をどれだけ作れるかです。
「あれ、これどうだったっけ?」「なぜこの答えになるんだろう?」と悩み、必死に思考を巡らせている瞬間こそが、あなたの脳内で神経回路が強化され、偏差値が向上している瞬間なのです。
私が京大を目指していた頃の実践例として、偏差値65を超えるための具体的なスケジュール戦略は、以下のようなメリハリが必須です。
- 平日(3〜4時間):日頃からの自分の学習を進めていきます。それに加え、通学中の電車内やお風呂などの「スキマ時間」で英単語や古文単語、リスニングを徹底的に消化します。
机に向かえる貴重な時間は、思考力を要する数学や物理、現代文の記述演習などの「重たい勉強」に全振りします。 - 休日(8〜10時間): まとまった時間を確保し、模試の過去問や時間を計っての演習を行います。
ここでは「解けるかどうか」だけでなく、「60分集中し続けられるか」というスタミナのトレーニングも兼ねています。
また、独学で陥りやすい最大の罠として「インプット過多」があります。
綺麗なノートをまとめたり、参考書を読んで「わかったつもり」になったりするのが一番危険です。
人間の脳は、情報を入れた時ではなく「使った時」に記憶が定着するようにできています。
インプット(読む・覚える)は学習時間の3割で十分です。
残りの7割はアウトプット(問題を解く・書き出す・誰かに説明する)に費やしてください。
自分の手で解答を再現し、どこで手が止まるのかを直視する作業なしに、偏差値65の壁は絶対に突破できません。
基礎を固めてケアレスミスをゼロにする勉強法

偏差値65にあと一歩届かない受験生の答案を見ると、ある共通点が見つかります。
それは、難しい問題が解けないのではなく、「取れるはずの標準問題を取りこぼしている」という点です。
はっきり言いますが、偏差値65の世界では「ケアレスミス」という言葉は禁句です。
「計算ミスしたけど、やり方は合ってたからOK」なんて甘い考えを持っているうちは、永遠にこの壁を超えられません。
上位6.7%のライバルたちは、教科書レベルの基礎問題や標準的な入試問題において、正答率がほぼ100%です。
彼らにとって計算ミスは「不注意」ではなく、修正すべき重大な「実力不足」なのです。
では、どうすればミスをゼロにできるのでしょうか?
私が実践していた「ミス撲滅メソッド」を紹介します。
1. 自分のミスの傾向を言語化する「黒歴史ノート」を作る
間違えた問題だけを集めたノートを作りましょう。
ただし、単に解答を写すだけでは意味がありません。重要なのは「なぜ間違えたのか(原因)」と「次はどうすれば防げるか(対策)」を自分の言葉で書き込むことです。
- 「+と−を見間違えた」→「符号を書くときは毎回丸で囲む」
- 「問題文の条件を見落とした」→「”ただしx>0とする”などの条件には必ず波線を引く」
- 「時間がなくて焦った」→「大問1に15分以上かけない練習をする」
こうして自分の思考のバグ(欠陥)を可視化し、試験直前にそのノートを見返すことで、同じ過ちを繰り返す確率を劇的に下げることができます。
2. 計算プロセスを省略しない
頭のいい人ほど、計算を暗算で済ませようとしてミスをします。
偏差値65を目指すなら、泥臭くても計算過程を紙に書いてください。
途中式を残すことは、見直しの際のエビデンス(証拠)にもなります。
「どこで間違えたか」が一瞬で分かる状態にしておくことが、結果的に試験時間の短縮につながるのです。
3. 「基礎」の定義を上げる
多くの受験生は「基礎=簡単な問題」と思っていますが、これは間違いです。
本当の基礎とは、「どんなに応用されても揺るがない、根本的な理屈の理解」のことです。
例えば、数学の公式一つとっても、「なぜその公式が成り立つのか」を自分で証明できますか?
英単語なら、その単語の語源や核となるイメージを説明できますか?
偏差値65の層は、この「当たり前」のレベルが非常に深いです。
表面的な暗記ではなく、背景にある理屈まで理解しているからこそ、見たことのない応用問題が出ても、基礎知識を組み合わせて解くことができるのです。
伸び悩みを解消するなら個別指導がおすすめ

もしあなたが、「毎日勉強しているのに偏差値が上がらない」「自分の勉強法が合っているのか不安だ」と感じているなら、一度立ち止まって戦略を見直す必要があります。
独学で試行錯誤するのは素晴らしいことですが、受験にはタイムリミットがあります。
間違った努力を続けて時間を浪費するのは、あまりにもリスクが高いです。
特に偏差値60前後で停滞している場合、その原因は「知識不足」ではなく、「思考の癖」や「解き方のプロセス」にあることが多いです。
しかし、厄介なことに、自分自身の思考の癖は自分では気づけません。
これを客観的に指摘し、修正してくれる第三者の存在が不可欠です。
集団授業(予備校)の限界
大手予備校の集団授業は、カリキュラムやテキストの質は最高ですが、「あなた個人の弱点」にはフォーカスしてくれません。
講師は数十人の生徒に向かって授業をするため、あなたがどこでつまずいているか、なぜその計算ミスをしたのかまでは見てくれないのです。
「授業を聞いて分かった気になる」→「でもテストでは解けない」というサイクルに陥っている人は、集団授業の形式が合っていない可能性があります。
個別指導の圧倒的なメリット
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これは、スポーツで言えば専属コーチをつけるようなものです。
フォームの乱れをその場で矯正してもらうことで、無駄な練習を省き、最短距離で上達することができます。
偏差値65という高い壁を超えるには、この「自分にカスタマイズされた指導」が極めて有効な武器になります。
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彼らの持つ「合格するための思考法」や「試験本番でのメンタル管理術」を直接盗める環境は、他にはありません。 - 理由2:完全オーダーメイドの学習計画と進捗管理
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まとめ:偏差値65は上位何パーセントの難関
ここまで、偏差値65という数字の正体と、その壁を突破するための戦略について詳しく解説してきました。
最後に、もう一度重要なポイントを整理しておきましょう。
| 偏差値65の立ち位置 | 統計的に上位約6.7%。 15人に1人の割合で出現する「選ばれたエリート層」。 |
|---|---|
| 合格圏内の大学 | 旧帝国大学(北大・東北大など)、早慶上理、GMARCH上位学部。 ※大学受験での偏差値65は、高校受験時の偏差値75〜80に匹敵する難易度。 |
| 突破の条件 | 基礎・標準問題での正答率ほぼ100%(ケアレスミス厳禁)。 知識の「量」だけでなく「質(体系的理解)」を追求する。 アウトプット中心(7割)の学習へシフトする。 |
偏差値65という壁は、確かに高いです。
簡単には届かないかもしれません。
しかし、それは決して「才能」だけで決まる世界ではありません。
正しいデータを理解し、正しい戦略を立て、そして誰よりも質の高い努力を継続した人だけが見ることのできる景色です。
「上位6.7%」に入るということは、周りの93人とは違う行動を取るということです。
今日この記事を読んだあなたが、明日からの勉強への向き合い方を変え、やがてその「15人に1人」の逸材へと成長することを、私も心から応援しています。
あなたの受験生活が、最高の結果につながりますように。頑張ってください!



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