英語の構文150のレベルと使い方・例文暗記のコツまで解説

こんにちは。現役京大生の受験バイブル、運営者のパンダです。

英語の勉強を進めていくと、「英語の構文150って昔からある本だけど、今の自分に必要なのかな」と気になっていませんか。あなたも、レベルは合っているのか、例文を丸暗記するって効果あるのか、いつから始めてどう使えばいいのか、そのあたりがモヤッとしていますよね。大丈夫ですよ。この記事を読めば、自分に必要かどうか、そして必要ならどう使えばいいかが、はっきり見えてきます。

私自身、勉強を始めたての頃は模試の偏差値が30台で、独学(宅浪)で京大を目指した人間です。だからこそ言えるのですが、英語は「正しい順番」で積み上げれば、独学でも必ず読めるようになります。この記事では、英語の構文150の特徴やレベル、150の構文の中身、例文暗記という学習スタイル、評判から、いつから始めるか・どう暗記するか・何周するかといった使い方、そして終わったあと次にやる参考書まで、まるごと整理します。一緒に見ていきましょう。

この記事で分かること
  • 英語の構文150のレベルと対象者
  • 例文暗記を「意味の理解」から始める使い方
  • 音読で構文を体に定着させる手順
  • 終わったあと次にやるべき参考書

※英語の構文150で構文の型を固めた先、英語を独学でどう伸ばすか——偏差値30台から宅浪で京大に合格した私の勉強の「回し方」は 「パンダ式勉強法」完全版(note) にまとめています。

目次

英語の構文150の特徴とレベル

まずは英語の構文150がどんな参考書なのか、その特徴とレベルから押さえていきましょう。対象者や150の構文の中身、例文暗記というスタイル、難易度まで理解しておくと、「自分が今やるべき一冊なのか」がはっきり見えてきます。順番に見ていきますね。

英語の構文150とはどんな参考書か

英語の構文150は、美誠社から出ている英語構文の体系的な学習書です。正式には「新・英語の構文150」で、昔から受験生に使われてきた定番のひとつ。150個の基本例文を通して、英語の重要構文をまるごと押さえるのが最大の特徴です。

ここで大事な前提をお伝えします。英語には、単語・文法・構文・長文という積み上げの順番があります。単語と文法という土台の上に、「英文のかたまりの型」を理解する構文の段階が乗り、その上で長文が読めるようになる。英語の構文150は、この「構文」の部分を体系的に固めるための本だと考えてください。

よく「長文が読めない」と悩む人がいますが、その原因の多くは読解力ではありません。単語が抜けているか、一文の構造(構文)が取れていないか、このどちらかです。だからこそ、長文に入る前に構文を固めておくことに意味があるんですね。英語の構文150は、その土台づくりの選択肢のひとつです。

もう一つ知っておいてほしいのが、この本は「構文の型をインプットする本」であって、一文を深く精読する練習をする本ではないということ。150の型を頭に入れる段階と、実際の英文をじっくり読み解く段階は別です。役割をはっきり分けておくと、教材の組み合わせで迷わなくなりますよ。構文150で型をそろえ、そのあと英文解釈で読む練習を積む——この流れを最初にイメージしておいてくださいね。

対象となるレベルと到達点

英語の構文150が向いているのは、英文法と基本単語をある程度終えて、構文を体系的に押さえたい人です。具体的には、文法をひととおり学んだ高2後半から高3前半あたり。ここで構文を挟むと、英文を「なんとなく」ではなく「型」で捉えられるようになります。

逆に気をつけてほしいのは、単語も文法もあやふやなまま手を出さないこと。土台がない状態で構文だけやっても、例文の意味自体が取れずに、ただの丸暗記作業になってしまいます。それでは応用が効きません。まずは文法と基本単語を固めてから取り組みましょう。急がば回れ、です。

英語の積み上げ順(ここが全て)
  • ①単語・文法(土台)
  • ②構文(英語の構文150はここ)
  • ③英文解釈・長文(型を使って読む)

到達点としては、頻出構文を見た瞬間に「あ、これはあの型だ」と反応できる状態になること。比較や倒置、無生物主語、it構文といった、長文でつまずきやすいポイントを、あらかじめ型として持っておく。これができると、長文を読むスピードと正確さがぐっと上がりますよ。

自分に合っているか不安なら、まず数ページ分の例文を見てみてください。構造の説明を読めば「なるほど」と理解できるなら着手OK、そもそも文の意味が取れないなら文法・単語に戻るサインです。背伸びして難しい教材と格闘するより、自分のレベルに合ったところから始めるほうが、結局は早く伸びます。焦らず、今の自分に必要な段階を見極めてくださいね。

収録されている150の構文の中身

収録されているのは、その名のとおり150の基本例文です。名詞構文、比較、仮定法、強調、倒置、it構文、無生物主語など、英語で頻出かつ受験生が誤読しやすい構文を体系的にカバーしています。ひとつの構文につき、代表となる短い例文と解説、そして類題がついている構成です。

例文が短めなのがポイントです。長い英文だと、構文の核がどこにあるのか見えづらくなりますが、この本は構文のエッセンスだけを取り出した短い例文なので、型が頭に入りやすい。しかも、覚えた例文はそのまま英作文の型としても使えます。読むだけでなく書く力にもつながるのは、例文ベースの教材ならではの強みですね。

一方で、解説は簡潔めです。一文一文を深く解きほぐす英文解釈の専用書と比べると、あっさりしています。だからこの本は「構文の型を体系的にインプットする」のが役割で、じっくり一文を精読する練習は、別の解釈書で補うのがおすすめの使い分けになります。

150という数も、多すぎず少なすぎず、ちょうどいい分量です。英文法の全項目を細かく網羅するわけではなく、「読解でつまずきやすい重要構文」に絞られています。だから、あれもこれもと手を広げず、頻出の型だけを確実に自分のものにできるのがこの本のいいところ。数をこなすより、150をしっかり回しきることを目標にしてくださいね。

例文暗記という学習スタイル

英語の構文150の中心にあるのが、「例文を暗記する」という学習スタイルです。ここで多くの人がつまずくので、はっきりお伝えします。例文暗記は正しい勉強法ですが、丸暗記はダメです。意味も構造も分からないまま呪文のように覚えても、少し形が変わると使えません。

これは私が英語も含めて全科目で大事にしている考え方なのですが、暗記は「理解してから」やるもの。なぜその語順になるのか、どこが主語でどこが動詞か、この構文は何を強調しているのか。そこを理解したうえで例文を覚えると、初見の英文でも「あの型だ」と応用できるようになります。

丸暗記に逃げないこと

例文をただ何十回も書き写す・眺めるだけの丸暗記は、時間のわりに身につきません。必ず「この例文はどういう構造で、どういう意味か」を自分の言葉で説明できる状態にしてから覚えてください。理解を飛ばした暗記は、本番で崩れます。

逆に言えば、理解を伴った例文暗記はとても強力です。英文の型が体に入っていると、長文で同じ構文が出てきたときに立ち止まらずに読めますし、英作文でもその型をそのまま使えます。理解してから覚える。この順番さえ守れば、例文暗記は最高の武器になりますよ。

覚えた例文は、英作文でもそのまま武器になります。英作文が苦手な人の多くは、「言いたいことを表す英語の型」を持っていないだけ。構文の例文を覚えておくと、その型に単語を当てはめるだけで英文が書けるようになります。読む力と書く力の両方に効く——これが、例文ベースで構文を学ぶ最大のメリットです。読解だけでなく、英作文の土台づくりとしても意識してみてくださいね。

評判や口コミからわかる難易度

実際の評判を見ると、「構文を体系的・網羅的に押さえられる」「例文暗記が英作文にも効いた」「薄めで一冊やり切りやすい」という声が多いです。構文をまとめて固めたい人にとって、体系性は大きな魅力ですね。

一方で、注意点として挙がるのは「レイアウトや例文がやや古典的」「解説が簡素で初学者には不親切に感じる」「単語・文法が未習だと厳しい」という意見です。これらは弱点というより、使うタイミングと役割を間違えなければ問題にならない話。構文の型をインプットする本、と割り切って使えば十分に力を発揮します。

難易度としては、基礎〜標準の構文レベル。文法を終えた人が無理なく取り組める範囲です。もし解説が物足りない、あるいは難しく感じるなら、それは本のせいというより自分のレベルとのズレのサイン。難しすぎるなら文法・単語に戻り、簡単すぎるなら英文解釈へ進む、というふうに、自分の現在地に合わせて判断してくださいね。

口コミを見るときは、その人がどの段階でこの本を使ったかを意識しましょう。「簡単すぎた」という声は、すでに構文がある程度身についている人のもの。「難しくて挫折した」という声は、文法・単語が固まる前に手を出した人のものが多いです。自分の状況に近い人の感想を参考にすると、この本が今の自分に合うかどうかが正しく判断できますよ。ネットの評価をうのみにしないことも、参考書選びの大事なコツです。

英語の構文150の効果的な使い方

ここからは実践編です。良い構文集でも、使い方を間違えると効果が半減します。いつから始めるか、どう理解して暗記するか、音読の取り入れ方、何周するか、そして終わったあと次に何をやるか。英語を「読める」武器にするための使い方を、具体的に解説していきますね。

いつから始めるのがよいか

英語の構文150を始めるタイミングは、英文法と基本単語をある程度終えたあとが大原則です。多くの受験生にとっては、高2の後半から高3の前半が着手の目安。長文演習に入る前、あるいは並行して構文を固める、という流れが理想です。

ここで焦って基礎を飛ばさないでください。文法や単語があやふやなまま構文に入っても、例文の意味が取れずに演習になりません。私も受験生のとき、まず文法(私はポラリス英文法1を使いました)と単語をしっかり固めてから、構文・解釈へ進みました。遠回りに見えて、これがいちばん早いんです。

「長文が読めない」「一文の意味を取り違える」という悩みがあるなら、まさに構文を固めるべきタイミングかもしれません。読めない原因を『読解力不足』で片づけず、単語・構文のどちらが抜けているかを切り分ける。それだけで、次にやるべきことがはっきりしますよ。

始める前に、単語のレベルもチェックしておきましょう。構文の例文にも、それなりの単語が出てきます。標準的な単語帳を半分以上は覚えている状態で入るのが理想です。単語を知らなすぎると、構文以前に意味が取れず、練習になりません。私は単語に鉄壁やLEAPを使っていましたが、どの単語帳でも構いません。単語の学習と並行しながら、無理のないタイミングで始めてくださいね。

構文を理解して例文を暗記する進め方

この本のいちばん大事な使い方が、例文への取り組み方です。手順はシンプルですが、順番が命です。まず例文を見て、自分で構造(SVOC・修飾関係)を取り、なぜその意味になるのかを理解する。いきなり暗記に入らないこと。ここが出発点です。

構造と意味が理解できたら、次にその例文を覚えていきます。このとき、意味を頭に思い浮かべながら覚えるのがポイント。日本語訳と英文をセットで、「この意味をこの型で表す」と結びつけて覚えると、英作文でも使える生きた知識になります。そして類題で、同じ構文が別の文でも取れるかを確認しましょう。

1つの構文の進め方(順番厳守)
  • 自力で構造を取り、なぜその意味かを理解する
  • 意味を思い浮かべながら例文を覚える
  • 類題で、同じ型が別の文でも取れるか確認
  • 音読して口になじませる

大事なのは、理解と暗記を切り離さないこと。理解してから覚える。この一手間が、応用の効く構文力をつくります。逆に、理解を飛ばして覚えた構文は、少し形が変わっただけで通用しなくなります。急がば回れで、一つずつ納得しながら進めてくださいね。

1日にやる量は、無理のない範囲で決めておくのがおすすめです。構文をひとつずつ理解して覚えるのは、意外と頭を使う作業。欲張って一気に進めると、理解が浅いまま先へ行ってしまいます。1日に扱う構文の数を決めて、その分を確実に理解するほうが、結局は定着します。少しずつでも毎日触れて、150の型を着実に自分のものにしていきましょう。

音読で構文を体に定着させる方法

構文を本当に使える知識にするために、ぜひ取り入れてほしいのが音読です。理解して覚えた例文を、繰り返し声に出して読む。これだけで、構文の型が「頭で考える知識」から「体にしみ込んだ感覚」に変わっていきます。

やり方は、意味と構造を思い浮かべながら、声に出して読むだけ。ただ機械的に読むのではなく、「この文はこういう型で、こういう意味」と分かったうえで読むのがコツです。1つの例文につき、口をついてすらすら出てくるまで繰り返す。CDや音声がある版なら、正しい発音を真似しながら読むと、リスニングの土台づくりにもなります。

私自身、英語は音読をかなり重視していました。理解した英文を何度も声に出すと、同じ構文が長文で出てきたときに、立ち止まらずに読めるようになるんです。黙読で終わらせず、必ず声に出す。地味ですが、これが本当に効きます。だまされたと思って続けてみてくださいね。

音読は、スキマ時間との相性も抜群です。通学の電車の中や寝る前に、覚えた例文を頭の中で音読するだけでも、記憶の定着はぐっと上がります。机に向かう時間だけが勉強ではありません。日常のちょっとした時間を、構文を回す時間に変えていく。この積み重ねが、周りと差をつける地道な一歩になりますよ。

何周すればよいか周回のコツ

構文集は1周して終わりにすると、ほとんど身につきません。英語の構文150も、例文が口をついて出るレベルになるまで、何周も回すつもりで取り組むのがおすすめです。薄めの一冊なので、周回しやすいのも利点ですね。

周回のコツは、私が全科目で徹底していることと同じで、「覚えられた例文は飛ばし、あやしい例文だけを繰り返す」こと。1周目で「完璧・あやしい・全然ダメ」の印をつけておけば、2周目以降は苦手な構文だけに集中できて、時間を大きく節約できます。復習は、できなかったところだけでいいんです。

1周目で覚えきれなくても、まったく問題ありません。最初は誰でもそうです。大事なのは、完璧を目指して1周目で息切れするより、まず最後まで通して、何周も薄く重ねること。何度も触れた例文は、自然と口から出るようになります。焦らず、コツコツ回していきましょう。

終わったあと次にやる参考書

英語の構文150で構文の型を固めたら、次のステップに進みましょう。基本的には、英文解釈で一文を精読する練習と、長文演習へ進むのが王道です。構文でインプットした型を、実際の英文で使えるようにしていく段階ですね。

英文解釈に進むなら、英文読解の透視図や、スタディサプリの英文読解といった教材がおすすめです。私自身、解釈はこのあたりで固めました。そして長文は、The Rulesシリーズが段階的でとても使いやすいです。読み方の「ルール」を学びながら長文に慣れていけます。

英語を「論理で読む」感覚も育てよう

構文で一文が読めるようになったら、次は文と文のつながり(論理)を意識すると、長文がぐっと読みやすくなります。私はYouTubeの「ただよび」の『ロジカル英文読解』で論理の読み方を学びました。無料で質が高いので、長文が苦手な人には特におすすめですよ。

単語は、構文と並行してずっと続けてください。私は鉄壁やLEAPを使っていました。単語・構文・解釈・長文は、どれか一つでなく積み上げで完成するものです。いずれにしても、次に進む前に「150の構文が口から出るか」を確認してから、一段上がってくださいね。参考書選びに迷ったら、信頼できる先生に相談するのも良い方法です。

ここで一つ注意したいのが、次の教材に進むタイミングです。構文150を「1周ざっと見ただけ」で次に行くと、たいてい型が抜けていて、長文でまたつまずきます。例題の構文が、見た瞬間に反応できる状態になってから進むのが理想。焦って先に進むより、この一冊を仕上げきるほうが、長い目で見れば圧倒的に近道です。土台が固まっていれば、次の解釈・長文の吸収スピードもまるで変わってきますよ。

そう、構文は「型を覚える」だけでなく、それを長文・英作文までどうつなげるかで差がつきます。

覚えた構文を「本番で使える力」に変える学習サイクルと、英語の参考書ルートを、偏差値30台から宅浪で京大に受かったnote(第一章・第三章)で具体的に解説しています。

▶ 英語を独学で伸ばす「回し方」を読む

英語の構文150を使いこなすまとめ

最後にまとめます。英語の構文150は、150の基本例文で英語の重要構文を体系的に固められる構文集です。単語・文法という土台の上に「構文の型」を乗せる段階の本で、長文に入る前の橋渡しとして力を発揮します。例文が短く、英作文の型としても使えるのが強みです。

使い方のポイントは、丸暗記に逃げず「理解してから覚える」順番を守ること、音読で構文を体に定着させること、そして覚えられない例文だけを何周も繰り返すことです。理解を伴った例文暗記は、長文でも英作文でも通用する本物の武器になります。

英語は、単語・文法・構文・長文を正しい順番で積み上げれば、才能に関係なく、独学でも必ず読めるようになります。私自身、偏差値30台から独学でそれを実感しました。英語の構文150は、その積み上げの「構文」を担う一冊です。うまくいかない時期があっても、理解して音読する作業を淡々と続けていけば、必ず前に進めますよ。なお、版や音声の仕様は変わることがあるので、最新の情報は美誠社の公式サイトをご確認ください。一緒にがんばりましょうね。

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この記事を書いた人

京都在住の現役京大生・パンダです。

地方の公立高校に通っていた頃、右も左も分からないまま京都大学を目指すも、現役時代は不合格。しかし京大への思いを諦めきれず、浪人を決意しました。

周囲に予備校はなく、金銭的にも他県の予備校に通うのは難しかったため、「宅浪」という選択肢を選び、一年間独学で勉強。その結果、無事に京都大学に合格することができました。

この経験を通して、「受験に必要なのは才能ではなく、正しい情報と継続的な努力」だと実感しました。だからこそ、今は受験生の皆さんに向けて、役立つ情報を発信し、「情報の壁」を少しでも低くしたいという思いで活動しています。

趣味は漫画とアニメの鑑賞。体を動かすことも好きです!

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