こんにちは。現役京大生の受験バイブル、運営者のパンダです。
英作文ハイパートレーニングを選ぶとき、「和文英訳編と自由英作文編は両方必要?」「Plusがあれば以前の自由英作文編はいらない?」と迷いますよね。同じシリーズ名でも、練習する内容や入口は違います。
選ぶ基準は、志望校の出題形式と、今あなたが書けない理由です。一文を組み立てるところで止まるなら和文英訳の基礎を、英文は書けても意見がまとまらないなら自由英作文を中心に考えましょう。すべての巻を順番に買う必要はありません。
この記事では、出版社の公式情報をもとに各巻の違いを整理し、独学での取り組み方を具体例で紹介します。私自身の本シリーズの使用レビューではありません。後半の学習手順・日程例・例文は、このブログ独自の提案です。
- 和文英訳編・自由英作文編・Plusの違いと選択基準
- 偏差値だけに頼らない開始条件と取り組む順序
- 自分で答案を作り、ミスを見つけて直す手順
- 間違えた問題の復習と手持ち教材・過去問との併用
英作文ハイパートレーニングの違い
まずは、書名と扱う分野を分けて見ましょう。「自由英作文編」と「自由英作文編 Plus」は別書籍です。さらに、最難関大向けの一冊もあります。

3冊と最難関大向けを比較
以下は2026年10月5日に桐原書店の公式商品ページで確認した情報です。いずれも著者は大矢復先生ですが、刊行日とISBNが異なります。通販では表紙の色だけで判断せず、書名とISBNを確認すると取り違えを防げます。
| 書名 | 刊行日・ISBN | 公式説明で確認できる主な範囲 |
|---|---|---|
| 和文英訳編 新装版 | 2024年3月30日 / 978-4-342-20778-5 | 英文を書く基礎と和文英訳の演習 |
| 自由英作文編 | 2010年1月18日 / 978-4-342-78878-9 | 自由英作文の基本と演習。要約・eメール問題にも言及 |
| 自由英作文編 Plus | 2024年7月10日 / 978-4-342-20969-7 | 論理的な一文から意見文へ。図表・イラストを含む形式も扱う |
| 最難関大への英作文 新装版 | 2024年3月30日 / 978-4-342-20779-2 | 意訳や文法の運用、和文英訳・自由英作文の演習 |
出典:桐原書店の和文英訳編 新装版、自由英作文編、自由英作文編 Plus、最難関大への英作文 新装版の各商品ページ。
和文英訳編の新装版について、出版社は装丁の変更と音声のオンライン提供を説明しています。最難関大向けも装丁を変更した新装版とされています。「新装版だから問題が全面的に刷新された」とは受け取らないでください。旧版を持っている場合は、まず手元の内容と必要な音声の利用方法を確認しましょう。
自由英作文編とPlusの選び方
Plusは、筋の通った一文を書くところから文章へ進む構成です。「賛成とは書けるけれど、理由を英語で続けられない」という人は、その入口が自分の弱点に合うかを見てみましょう。図表やイラストを含む問題を練習したい場合にも、公式の説明や目次が選択材料になります。
Plusなしの自由英作文編は、自由英作文の基本と演習を扱い、公式説明では要約・eメール問題にも触れています。志望校でそうした形式が出るなら、必要な練習が手持ち教材にあるかを含めて検討できます。ただし、どちらも購入するだけで今の志望校対策が完結するわけではありません。
志望校の形式、手元にない練習、自分が説明を理解できるか。この3点を目次や公開見本で確認しましょう。Plusという名前だけで、全員が選ぶべき上位版とは判断しません。
始める前に確認したい基礎
「英作文の基礎から学べる」と「英文法を知らなくても進められる」は別です。始める判断には、短い英文を自分で作ったときの様子を使いましょう。

偏差値より短文で判断する
英語の偏差値が同じでも、読解で得点できる人と、自分で英文を作れる人では弱点が違います。本シリーズを始める条件を一律の偏差値で区切るより、主語・動詞・時制を決めて書けるかを見るほうが、次の行動につながります。
たとえば「私は昨日、図書館で勉強した」「この本はあの本より読みやすい」を、何も見ずに英語で書いてみてください。これは本記事で作った確認例で、教材の問題ではありません。単語が一つ出てこなくても、文の骨組みを決められるなら、辞書で補いながら作文練習を始める余地があります。
一例は「I studied at the library yesterday.」「This book is easier to read than that one.」です。英文を読んだときに、なぜstudiedになるのか、何と何を比較しているのかを説明できますか。解答を見れば理解できるのに自分では出てこないなら、知識を作文で使う練習が課題になります。
逆に、主語がどれか分からない、動詞の過去形という説明自体が分からない場合は、作文だけを増やすと負担が大きくなります。正答数で合否を決める小テストではなく、どこから補うかを探すための確認として使ってください。
文法を先に補うケース
次の状態が続くなら、手持ちの文法教材で該当分野を復習しましょう。新しく難しい本を買うより、分からない用語や文の形を減らすことが先です。
- 主語と動詞を見つけられず、何を一文として書けばよいか迷う
- 現在・過去・未来の区別を、英文の形に反映できない
- 名詞・動詞・形容詞の役割が混ざり、語順を説明できない
- 解説に出る不定詞や関係詞などの用語で、読む作業が止まる
全部の文法を完璧にしてから英作文を始める必要はありません。たとえば過去形だけがあいまいなら、そこを復習して短文を書き直す。関係詞で止まるなら、まず基本形を確認してから該当レッスンに戻る、という進め方ができます。
単語も、難語を大量に追加する前に、知っている基本語の使い方を確認しましょう。「意味は知っているが目的語をどう置くか分からない」という語は、辞書の例文まで見る必要があります。単語帳を読む勉強と、自分の文で使えるようにする勉強をつなげてください。
取り組む順序を決める
シリーズの巻数ではなく、必要な答案から逆算して順序を決めます。和文英訳と自由英作文に共通する土台はありますが、練習する目的は分けて考えましょう。
志望校の形式から逆算する
最初に、志望する大学・学部の公表済みの問題で、英作文の設問を確認してください。和文英訳なのか、意見を書くのか、資料や文章を読んで答えるのか。自由英作文なら語数、解答言語、何を説明する指示なのかも読みます。学部が違えば同じ大学でも形式が違う可能性があります。
ここでは、まだ満点答案を書けなくても大丈夫です。問題文を見て「一文を正確に作る練習が必要」「理由を含む文章が必要」と整理することが目的です。出題形式を確認せず、シリーズをすべて終える予定だけ立てると、必要な演習に届く前に時間を使ってしまいます。
| 今困っていること | 最初に取り組む候補 | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 日本語の短文から英文を作れない | 文法の不足を補い、和文英訳編 | 解説の理由を使って書き直せるか |
| 短文は書けるが意見が続かない | 自由英作文編かPlusを、内容で選択 | 理由と具体例が主張を支えているか |
| 文章は書けるが志望校の形式に合わない | 過去問で形式と不足を確認 | 不足する部分を手持ち教材で補えるか |
| 難しい日本語の処理や表現で詰まる | 基礎の再確認後、最難関大向けも検討 | 必要性と解説を読める土台があるか |
この表は学習の入口を考える提案です。最難関大志望という理由だけで最難関大向けを選ばず、答案の不足から判断しましょう。
和文英訳から進む条件
一文の形で頻繁に止まるなら、和文英訳を軸にすると課題を小さく切り分けられます。主語を決める、時制をそろえる、適切な動詞を選ぶ、といった点を一文ずつ確認できるからです。
一方、短文なら基本的な誤りを自分で見つけ、解説を読んで修正できる人は、自由英作文を先に始める選択もできます。和文英訳編を全問終えていないという理由だけで、意見文の練習をずっと待つ必要はありません。
両方を進める場合は、同じ日に大量の新規問題を増やさないようにしましょう。たとえば和文英訳で直した時制や動詞の使い方を、次の自由英作文で一度使ってみる。二冊の進度を競うより、学んだことが別の答案でも使えるかを確認する組み合わせにします。
和文英訳編の使い方
和文英訳では、単語を日本語の順に置き換える前に、何を伝える文なのかを整理します。各レッスンの説明を読んだ後は、解答を閉じて、自分の答案を残すところまで進めましょう。

日本語を整理してから書く
一題に取り組むときは、最初に主語、中心となる動作や状態、時制をメモします。次に、理由・条件・比較などの関係を確かめてから英文にします。日本語の言い回しをそのまま英語に移すことが目的ではなく、必要な意味を落とさず伝えることが目的です。
たとえば、独自例の「学校まで歩けば、交通費を節約できる」を考えましょう。「誰が」「何をすると」「どうなるか」に分ければ、自分が歩くことと、お金を節約できることの関係が見えます。「If I walk to school, I can save money on transportation.」のように、知っている形で組み立てられます。
ここで大切なのは、難しい語を思い出す競争をしないことです。「交通費」にぴったりの一語が浮かばなくても、基本語を組み合わせる道を探せます。ただし、意味を簡単にしようとして「学校まで」「交通費」といった指定内容を勝手に省略しないようにしてください。
- 問題文を読み、伝える内容と文同士の関係を整理する
- 主語・動詞・時制を決め、知っている表現で答案を書く
- 書けなかった場所には印を付け、初回の答案を残す
- 解説を読み、違いを意味・文法・語法に分ける
- 解答を閉じて、修正した方針で英文をもう一度書く
最初から長い一文にしようとして迷う場合は、いったん短い文で情報を整理し、その後で接続の仕方を考えると取り組みやすくなります。練習中の整理と、試験で許される解答形式は分けてください。一文での解答などの指定があれば、最後はその条件に合わせます。
解説を自分の答案に戻す
解答例と違うからといって、自分の英文がすべて誤りとは限りません。英作文には別の表現もあり得ます。逆に、似た単語が並んでいるだけで正しいとも言えません。解説と比べるときは、表面的な一致より、文の成り立ちを確認しましょう。
たとえば「I am agree with this idea.」と書いた場合、agreeはこの文で動詞として使うため、「I agree with this idea.」に直します。ノートには正しい文だけでなく、「agreeを動詞として使う文にamを重ねた」と原因を一行で残します。次の問題で同じ形を書きそうになったときに、確認する場所が明確になります。
単語の選択が違うだけなら、辞書で語法を確認します。意味が変わっているなら、元の日本語のどの部分を落としたかを探します。時制が違うなら、出来事の時間を読み直します。「解答を書き写した」で終えず、最初の答案のどこをどう直したかまで説明してください。
音声を利用できる版では、英文の意味と構造を理解してから、音読や日本語を手掛かりにした再現に使う方法があります。聞いて分かることと書けることは別なので、最後は音声も解答も止めて書きます。利用方法は手元の版に対応する公式案内で確認しましょう。
自由英作文編とPlusの使い方
自由英作文は、文法に加えて「何を伝えるか」を決める練習が必要です。一度に立派な文章を作ろうとせず、意見・理由・具体例を短く整理してから答案を組み立てます。

意見と理由を短く組み立てる
各巻の説明を学んだら、問題に取り組む前に、小さな構成メモを作りましょう。賛否を求める課題なら、立場、理由、理由を具体化する場面を書きます。意見をたくさん集めるより、一つの理由を読者が理解できる形にすることを優先してください。
本記事の独自課題として、「自宅と図書館のどちらで勉強するのがよいと思うか」を考えてみます。図書館を選ぶなら、「集中しやすい」だけで止めず、「自宅ではスマートフォンを触りがちだが、図書館では勉強に戻りやすい」のように、理由を説明する場面を一つ決めます。
| 役割 | 書く前のメモ | 短い英文の例 |
|---|---|---|
| 意見 | 私は図書館で勉強するほうがよい | I prefer studying at the library. |
| 理由 | 勉強に集中しやすい | I can concentrate on my work there. |
| 具体化 | 自宅ではスマホが気になる | At home, I often check my phone. |
この三文は考え方を示す練習例で、特定の語数条件を満たす完成答案ではありません。理由が意見を支えているかを確認した後、設問に合わせて説明を足します。「図書館がよい」と言いながら、理由が「自宅の机が広い」になっていれば、英文法が正しくても内容のつながりを見直す必要があります。
Plusを使う場合も、短い文の練習で学んだ関係を、文章作成へ持ち込みましょう。becauseを入れること自体を目標にせず、その後の内容が本当に理由になっているかを確かめます。自由英作文編でも、説明を読んだ直後に、自分の言葉で短い答案を作って確認することが大切です。
初回から難しい社会問題について独自の専門知識を披露しようとしなくて大丈夫です。設問に合う範囲で、学校生活や身近な行動など、説明できる例を選びます。根拠のない統計や架空の調査結果を作るより、筋道の通る具体例で理由を支えましょう。
指定形式に合わせて仕上げる
主張・理由・具体例という整理は、意見を書く課題で使う補助です。どんな問題にも同じ型を押し込むわけではありません。図表の説明なら資料の読み取り、要約なら元の文章の要点、eメールなら相手と用件など、まず設問が求める仕事を確認します。
図表を使う問題なら、「説明できる変化は何か」「意見まで求められているか」を分けます。提示されていない原因を、図表だけから事実として決めつけないようにしましょう。要約で自分の意見を足したり、意見文で資料の説明だけに終わったりするずれも、答案を作る前に防げます。
語数指定があるときは、書き終えてから数えるだけでなく、構成メモの段階で何に説明を使うか決めておきます。足りないから同じ主張を繰り返すのではなく、理由の説明や具体例が不足していないかを確認します。長すぎるなら、設問に答えるための文を残して、重複や脱線を削ります。
内容と表現を整えられたら、志望校に合わせた時間制限を設けます。「考える」「英文にする」「見直す」のどこに時間がかかったかを記録し、次の練習で改善しましょう。
答案を自分でチェックする
独学では、書いた答案をどう扱うかが不安になりますよね。毎回の確認順を固定すると見落としを減らせます。自分で確認できる点と、相談したい点も分けましょう。

確認の順番を固定する
最初に設問への適合を見て、次に意味や筋道、最後に文法・語法・表記を確認します。冠詞だけを細かく直しても、問われた内容に答えていなければ答案全体の問題は残るからです。以下は自己点検用の表で、大学の公式採点基準ではありません。
| 順番 | 確認すること | 答案への具体的な印 |
|---|---|---|
| 設問 | 指定内容、立場、語数や形式に合っているか | 条件をチェックし、答えた箇所に線を引く |
| 意味・論理 | 訳し落としがないか。理由と例が主張につながるか | 抜けた内容を余白に書く |
| 文の骨組み | 主語と動詞、時制、単数・複数の対応 | 主語と動詞を対にして囲む |
| 語法 | 動詞の後の形、前置詞、語の組み合わせ | 迷う表現に丸を付けて辞書で確認 |
| 表記 | 冠詞、綴り、大文字、句読点など | 最後に一文ずつ見直す |
たとえば三人称単数の主語に現在形の動詞を続ける文なら、主語と動詞を対にして確認します。過去の出来事を書いているのに途中だけ現在形になっていたら、時間のずれがないか読み直します。長い文章を眺めて「たぶん大丈夫」とするより、確認する対象を絞りましょう。
冠詞や前置詞が不安なときは、日本語訳だけで判断せず、辞書で意味に合う用例を見ます。自分の答案に戻した後は、修正部分だけでなく文全体を読み直してください。一語を直した結果、単数・複数や後ろの表現との対応が変わる場合があるためです。
判断できない箇所の相談方法
自己チェックで分からない表現は、「不正解」と決めずに保留にします。解答例と違う表現の自然さや、長い答案の論理の評価は、自分だけでは判断しにくいこともあります。辞書や文法書を調べても解決しないものは、学校の先生などに聞ける形に整理しましょう。
相談するときは、問題文、自分の初回答案、修正版、迷っている箇所をまとめます。「全部直してください」だけより、「この理由は主張につながっていますか」「この動詞の後ろの形で意味が伝わりますか」と質問できると、返ってきた説明を復習に使いやすくなります。
AIを補助に使う場合も、直した理由を説明させて辞書や解説と照合します。出てきた英文をそのまま正解と扱わず、迷いが残る部分は人に確認しましょう。支援手段を探したい方は、一人でもできる英作文の添削方法三選も参考にしてください。
添削後は「自分のミス」「修正理由」「次の確認点」を残します。次の答案でも同じ箇所を点検しましょう。
復習と学習計画の立て方
進めたページ数だけでは、書けるようになったかを判断できません。日を空けて間違えた問題を再び書き、同じ判断を自分でできるか確かめる時間を計画に入れましょう。

間違えた問題を日を空けて書く
復習の中心は、書けなかった問題や迷った表現です。全問を毎回書き直すより、印を付けた問題を優先します。ノートには「問題の場所」「ミスの種類」「次の確認点」を残し、解答を見ないで再作文してください。
たとえば、和文英訳で時制を間違えたなら、翌日に同じ問題を書いて時制を判断し直し、数日後にもう一度確かめる方法があります。これは予定を組む例で、全員に適した固定間隔ではありません。再び間違えたら間隔を短くし、理由も含めて再現できたら、新規問題へ時間を回します。
自由英作文なら、前の完成答案を丸ごと暗記するだけでなく、構成メモから書き直します。「この理由が意見を支える」「この具体例で理由を説明する」という関係が保たれているかを見ましょう。その後、別の課題でも同じ文法や構成の考え方を使えるか試します。
解答を読めば分かる状態から、自分で再現できる状態へ進む考え方は、独学で合格するための勉強サイクルでも説明しています。英作文では、初回答案と再作文を残すと、改善した点が目に見えます。
周回数より再現で区切る
「何周すれば終わりか」は、最初の正答状況と復習の仕方で変わります。三周したという回数より、間違えた理由を説明できるか、解答なしで直せるかを区切りにしてください。初見の過去問では使えないなら、同じ文の暗記に偏っていないか確認します。
一回30分を確保できる場合の計画例は、前回のミスを再作文する5分、新しい問題に取り組む10分、解説と照合する10分、修正と次の復習を決める5分です。長い自由英作文では、一回を答案作成、次回を照合・再作文に分けても構いません。30分で全工程を無理に終える必要はありません。
週間計画には、未解決の表現を調べる枠と、間違えた問題を再作文する枠も置きます。初週の所要時間を記録し、他科目との配分を見て一日の量を調整してください。
終える時期は、ページ数を一日の処理量で割るだけでなく、復習・質問・過去問の時間も含めて考えます。「数週間で誰でも完成」という期限ではなく、答案に残る弱点を見ながら予定を更新しましょう。
手持ち教材と併用する判断
参考書を増やす前に、今の教材で解決できない課題を一つ書き出してください。文法、表現、構成、志望校の形式のどれを補うのかが決まれば、併用の目的が明確になります。
竹岡の英作文と役割を分ける
私が使用した英作文教材には、『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』と『例解和文英訳教本』があります。この使用歴と、本シリーズの評価は分けて考えています。私が使った教材をそろえることより、あなたの答案の不足に合うことが大切です。
竹岡の教材などをすでに進めているなら、まずその解説を使って、間違えた問題を書き直せるか確認しましょう。分からない点が同じ教材の説明で解決するなら、同じ目的の一冊を追加する優先度は低くなります。
和文英訳の教材が手元にあり、次の課題が意見の構成なら、自由英作文の教材を検討するほうが役割を分けやすくなります。逆に語法のミスが繰り返されるなら、まず手持ち教材と辞書で該当箇所を確認します。竹岡の英作文のレベルと使い方も、学習目的を整理する参考にしてください。
過去問へ進んで不足を補う
教材の説明を理解し、間違えた問題を自分で直せるようになったら、志望校の過去問で確かめます。まだ全問を完璧にできなくても、実際の形式で答案を作れば、今までの練習で補えていない部分を探せます。
過去問で止まったら、「英文の形を知らない」「知っている表現が出ない」「内容を決められない」「時間が足りない」に分けましょう。文法なら該当レッスン、表現なら語法や文例、内容なら構成メモ、時間なら作成手順を見直します。一冊すべてを最初からやり直す前に、原因に合う場所へ戻るのがポイントです。
最難関大向けの一冊を追加するかも、この段階で判断できます。基礎の誤りが主な原因なら土台を補い、難しい日本語の処理や答案の展開が課題なら、公式の内容紹介や見本を読んで自分に必要か検討しましょう。
迷ったときの選択と次の一歩
最後に、購入前や学習中に迷いやすい点を整理します。巻の選択から復習まで、今の答案に必要な行動を一つ決めてみてください。
英作文ハイパートレーニングのFAQ
Q1. 和文英訳編と自由英作文編は両方必要ですか?
A. 全員に両方が必要ではありません。志望校の出題形式と、自分の弱点で判断します。一文の形が不安なら和文英訳を優先し、短文は書けても意見をまとめられないなら自由英作文の練習を検討しましょう。
Q2. 自由英作文編とPlusは同じ本ですか?
A. 刊行日とISBNが異なる別書籍です。Plusは論理的な一文から意見文へ進む構成で、Plusなしの自由英作文編は公式説明で要約・eメール問題にも触れています。手持ち教材と志望校形式に照らして選びましょう。
Q3. 独学でも進められますか?
A. 解説を理解し、答案を作って見直す練習は独学でも進められます。ただし、別表現の自然さや論理の評価など、自己判断しにくい点はあります。辞書や文法書で確認し、残る疑問を先生などに相談できる形にまとめてください。
Q4. 例文はすべて丸暗記するべきですか?
A. まず意味と文の構造を理解し、間違えた表現や必要な形を自力で使えるようにしましょう。例文全体を言えるだけで終わらず、主語や内容が変わっても使えるかを書いて確かめることが大切です。
Q5. 何周・何週間で終えればよいですか?
A. 固定の正解はありません。初週の所要時間とミスを記録し、復習や相談を含めて計画します。解答を閉じて修正理由を再現できるか、過去問で使えるかを見て、進む量と復習量を調整しましょう。
英作文ハイパートレーニングのまとめ
英作文ハイパートレーニングは、巻によって練習する内容が違います。和文英訳編、自由英作文編、Plus、最難関大向けを区別し、志望校の形式と今の弱点から必要な一冊を考えてください。
今日の一歩は、短文を一つ書くことです。主語・動詞で止まるのか、理由を続けられないのかを確認し、取り組む場所を決めましょう。書く、理由を確かめて直す、日を空けてもう一度書く。この作業を、間違えた問題から積み重ねていきましょう。


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