皆さんこんにちは、パンダです。
地方の公立高校から京大を受験し不合格だった後に、一年間宅浪して京大に受かった経験をもとに受験生向けのブログを書いています。

パンダさん!今日こそは勉強しようと思っていたのに、誘惑に負けてまた勉強時間を確保できなかったよ~

これだけ身の回りに娯楽があふれていると勉強時間を確保するのも難しいよね~
でも大丈夫!今回は勉強時間を増やしたいという思いがあればだれでもマネできる勉強時間を増やす方法を紹介するよ!
「今日こそは5時間勉強する!」そう思ったはずなのに、気づいたらSNSを見ていて、結局2時間しかできなかった……なんてこと、ありませんか?
実はこれ、私もよくやってました。やる気はあるのに、時間が増えない。勉強しようと思えば思うほど、なぜか手が止まってしまう。そんな自分にモヤモヤしてしまうこと、受験期に何度も経験しました。
でも安心してください。勉強時間を増やし継続させるのは持って生まれた意思の強さではなく、後から身に着けることのできる技術なんです!!
この記事では、私自身の失敗と成功体験も交えながら、誰でもできる・続けられる「勉強時間を増やす方法」を7つご紹介します!
勉強時間が増えない原因とは?

まず最初に、なぜ勉強時間を確保できないのか。その原因を一緒に確認しておきましょう。
① 意志力に頼っている
「よし、頑張ろう!」と気合で乗り切ろうとしても、ほとんどの場合うまくいきません。(もちろん気合は初めの原動力としては重要です)
勉強が習慣になっていないうちは、脳が楽な方(=スマホや動画)に逃げたがるんです。
② スマホやSNSに時間を奪われている
気づいたらTikTokやYouTubeを30分…なんて経験、ありますよね。通知が来るたびに集中力が切れ、それを戻すのにまた数分かかってしまう。スマホって、思ってる以上に「時間泥棒」なんです。
③ 勉強の目的があいまい
個人的にこれは結構大きな原因だと思います。
親に塾に入れられている子供が勉強に集中できないのはまさにこれが原因です。
「何のために勉強してるのか」が自分の中でふわっとしていると、気持ちもブレやすくなります。特に受験まで時間がある時期は、つい後回しにしてしまいがちです。
勉強時間を増やすための7つの方法

それではここから、私自身が試して効果があった「勉強時間を増やす方法」をご紹介していきます!
① スマホは「物理的に隔離」+「目的外では絶対に触らない」
勉強中、最大の敵はやっぱりスマホです。でも、単に「触らないように頑張る」だけじゃなく、物理的に距離を置くのが一番効果的。
私は宅浪時代、自分の部屋で勉強するときは、スマホをリビングに置きっぱなしにしていました。
代わりにタブレットを使っていたんですが、そこには娯楽系のアプリは一切入れていません。YouTubeもゲームも入っていない“ただの調べ物端末”です。ここまで割り切ると、自然とスマホの誘惑から解放されます。
ただし、自習室などでスマホを近くに置かざるをえないときもありますよね。その場合は、以下の3つの対策をおすすめします。
- 通知はすべてオフ
- 画面は白黒モードに設定(色がないだけで、ゲームやSNSの魅力が激減します)
- 「調べ物以外では絶対に触らない」覚悟を決める
この「覚悟」って実はめちゃくちゃ大事で、一度でも遊びでスマホを触ってしまうと、それがクセになります。逆に、その「1回目」を防げれば、次も触らない自分を作れるんです。
「今回だけは…」が、次回の“誘惑に負ける自分”を作ります。スマホ対策、今日から本気で始めましょう。

勉強も習慣になると取り組みやすくなるのと一緒で、スマホを触るのを習慣にしてしまうとスマホのほうに流れやすくなるんだよ!
② スケジュールを「15分単位」で管理する
勉強時間を一気に増やそうとすると、だいたい挫折します。いきなり「今日は10時間勉強!」なんて無理です。
私がやってよかったのは、15分単位でスケジュールを区切ること。これは思った以上に効果ありました。時間のハードルが下がることで、まずは机に向かうハードルが劇的に下がります。
「とりあえず15分だけやろう」と思って始めると、不思議とそのまま1時間続けられたりするんですよね。勉強は“とりあえず始める”ことが勝負です。
③ 勉強できる場所を複数用意しておく
私が勉強環境で一番大事にしていたのは、「場所を変える」という工夫でした。宅浪のときは、主に次の3ヶ所を使って勉強していました。
- 朝:家の自分の部屋
- 昼:自習室
- 夜:家(気分によってリビングか自分の部屋)
こうやって気分や時間帯によって場所を使い分けることで、集中力が切れにくくなります。
同じ場所にずっといると、だんだん飽きてくるし、逆に「その場所じゃないと勉強できない」体になってしまうのも怖い。
実際、ずっと自分の部屋だけで勉強していた人が、模試会場みたいなザワザワした場所で集中できなくて困る…ということもあります。
だからこそ、いろんな場所でも集中できるように慣れておくことが本番対策にもなるんです。
④ 机の上には「今やる科目の教材だけ」置く
もうひとつ私が徹底していたのは、机の上に“その時間にやる科目”以外の教材は置かないというルールです。
なぜかというと、他の教科の参考書が見えると、「あっ、あれやってない…」とか、「こっちの方が楽そう…」とか、無駄な雑念が入ってしまうから。
そうなると、集中が切れたり、あちこちの参考書に手を出したりして、結局どれも中途半端になってしまうんですよね。
なので私は、やる教科を決めたら、それ以外の教材は目の届かない場所にしまっていました。科目を切り替えるときも、きちんと一度立ち上がって入れ替える。これだけでも、頭がしっかりリセットされて、集中しやすくなります。

今やるべきことだけに集中することで勉強の質も上がるよ!!
⑤ ご褒美とペナルティをセットで使う
人間は、目の前の快楽に弱い生き物です。だったらその性質を逆に利用しましょう。
私がやっていたのは、「1時間集中できたら甘いお菓子」「3時間勉強できたら夜にYouTubeを30分だけ見てOK」といった“ご褒美”ルールを決めること。
逆に、「今日サボったら明日の朝に苦手な数学を1時間多くやる」みたいな“ペナルティ”もセットで作っていました。
ちょっとゲーム感覚ですが、これが意外と効きます。
⑥勉強時間を記録する
私は自身の勉強時間を把握するためにスタディプラスというアプリで勉強記録を取っていました。
勉強記録を取るメリットはいくつかあって、
- 勉強時間が可視化できるので、自分のモチベーションになる
- 科目ごとの勉強時間もわかるので、科目ごとのバランスの調整がしやすい
- 勉強量に対してのかかる時間が分かるようになるので計画が立てやすい
などです。
自分の頑張り度合いを表すパラメータとして勉強記録を付けることをオススメします。
しかし、一点注意してほしいことがあって、勉強記録を付けることが目的にならないようにしてください。あくまで記録するのは集中できた時間だけです。
⑦ 「勉強する理由」を紙に書き出す
最後におすすめしたいのが、自分が「なぜ勉強しているのか」**を明確にすること。
私は、東大を目指そうと決めたとき、その理由をノートに箇条書きで書きました。
- 自分の限界に挑戦したい
- 人生の選択肢を増やしたい
- ○○な将来像を実現したい
理由って、人それぞれでいいんです。でもそれが明確になっていないと、挫折したときに立ち直れません。
「今、自分は何のために勉強してるんだろう?」そう思ったときに、すぐに思い出せる“言葉”があることが、勉強時間を支える根っこになります。
私が勉強時間を増やせたきっかけ|“東大との距離”に気づいた瞬間

私が本気で勉強時間を増やせたきっかけは、目標との距離に気づいたことでした。
高校2年の初め、「どうせやるなら一番上を目指そう」と思って、まずは東京大学を志望校に設定しました。でも、模試を受けたりネットで情報を調べたりしているうちに気づいたんです。
「自分の現在地と東大レベル、全然違うやん……」
このギャップに気づいたとき、ただ「頑張ろう!」というよりも、「これはまずい。やるのが当たり前で、やり方を考えないと間に合わない」と、完全にスイッチが入りました。
それまでの私は、テスト期間以外ほとんど勉強していませんでした。でもこのときから、部活をしながらでも、毎日3時間は机に向かうようになったんです。
でも、最初の勢いだけでは続きません。
最初の火は“危機感”でつきましたが、それを持続させるには、「習慣化する仕組み」が必要だったんですよね。この記事で紹介しているのは、まさにそうした“モチベーションを習慣に変える方法”なんです。
ちょっと厳しいように聞こえるかもしれませんが、やる気がゼロの状態でどんな方法を学んでも、勉強時間は増えません。
まず最初の一歩は、自分で「やる理由」を見つけること。あとは、その火を消さない方法を工夫すればいいだけなんです。
それでも勉強時間が増えない人へ|まずは5分からでOK

もし今この記事を読んで、「でも自分は意志が弱くて…」と不安になっている人がいたら、声を大にして言いたいです。
大丈夫です。最初は誰だってそうです。
いきなり毎日3時間も5時間も増やす必要はありません。まずは5分だけ。
「今日は5分だけ参考書を開いてみる」でいいんです。それが10分になり、30分になり、やがて当たり前になります。
まとめ|勉強時間を増やすには「モチベ+仕組み」
ここまでご紹介したことをまとめます。
- 勉強時間が増えない原因は、意志力不足ではなく「仕組み」がないから
- スマホを物理的に隔離し、誘惑を遠ざける
- 勉強場所・机の環境・スケジュールの工夫で“集中しやすい状態”を作る
- 最初のモチベーションを消さないよう、「習慣化」して支える
- 何のために勉強するのか、理由を紙に書いておく
そしてなにより、「やる」と決めた自分を信じて続けていくこと。
勉強時間は、根性ではなく仕組みと小さな積み重ねで増えていきます。
以上パンダでした。
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