皆さんこんにちは、パンダです。
地方の公立高校から京大を受験し不合格だった後に、一年間宅浪して京大に受かった経験をもとに受験生向けのブログを書いています。

パンダさん!大学受験を成功させるにはどのぐらいの勉強時間が必要なの?

大学合格に必要な勉強時間は、目指す大学や得意不得意によって変わるので一概には言えないな~!
でも勉強時間について考え、自分に合った勉強のペースを見つけることは合格の上でとても大切だと思うよ!!
大学受験の勉強時間について、「1日何時間やれば合格できますか?」という質問をよく見かけます。
たしかに気になるところですよね。
でも、私が宅浪で京都大学に合格した経験から言えるのは、「1日○時間」よりも「時間の使い方」が圧倒的に大事だということです。
この記事では、私自身が実際に実践していた1年間の勉強時間の配分や、時間帯ごとの工夫、集中を切らさずに継続できた理由を詳しく紹介します。
「何時間やるか」にとらわれすぎている受験生にこそ、ぜひ読んでほしい内容です。
大学受験に必要な勉強時間の目安

一般的に、大学受験に必要な総勉強時間は以下のように言われています。
- 共通テストのみの国公立 → 約2,000時間
- 中堅私大 → 約2,500時間
- 難関国公立・難関私大 → 約3,000時間以上
- 東大・京大→約5,000時間以上(私は6,000程度自習をしていました)
もちろん個人差はありますが、「1年間で3,000時間」とすると、1日あたりおよそ8〜9時間の勉強が必要です。
でも、それを毎日継続できるか?が最大の課題です。
私が京大合格までに実践した勉強時間の配分
私は宅浪(予備校などに通わない独学浪人)だったため、自分で1日のスケジュールを完全に管理していました。
そのなかで実際に行っていた勉強時間の配分は以下のようなものです。
期間 | 朝 | 昼 | 夜 | 合計 |
---|---|---|---|---|
春〜夏 | 3時間 | 4時間 | 0.5時間 | 約7.5時間 |
夏〜秋 | 3時間 | 4時間 | 1.5時間 | 約8.5時間 |
秋〜冬 | 3時間 | 4時間 | 2時間 | 約9時間 |
夜は眠くなることが多く、朝が一番集中できたので、朝に一番重要な勉強を入れていました。
「少ない」と思われるかもしれませんが、この勉強時間にはちゃんと理由があります。
1. 宅浪は受動的な学習がなく、疲れやすい
予備校などに通っていると、「授業を聞く時間=休憩に近い時間」になることもあります。
でも宅浪はすべての時間が自学。常に脳をフル回転させているような状態なので、実はかなり疲れます。
そのため、長時間詰め込みすぎると逆に効率が落ちると感じていました。
2. 勉強を嫌いにならないために
現役時代からそこそこ頑張っていたこともあり、これ以上無理をすると「もう勉強したくない」状態になる危険がありました。
受験はマラソンです。途中で倒れたら元も子もありません。
その意味でも「無理なく継続できるライン」を保つようにしていました。
1日のスケジュールと生活リズム(宅浪ver)

私が実践していた宅浪の1日スケジュールをざっくり紹介します。
- 起床時間:7時30分
- 朝ごはん:必ず食べる(空腹だと集中できない)
- 自習室までの運動:自転車で往復20分程度
- 昼ごはん:11時30分頃
- 夕方のおやつ:空腹対策+楽しみのひとつ
- 夜ごはん:夜の勉強後にまとめて
- 就寝時間:23時頃(自然に眠くなる)
ポイントは「しっかり食べて、しっかり寝る、そしてそれを毎日繰り返す」こと。
また、休憩も柔軟にとっていて、スマホを見てもOK。ただし時間を決めて戻るルールだけは守っていました。
娯楽も完全に断っていたわけではなく、月に2〜3回は友達と遊びに出かけたり、夜にアニメを見たりしていました。
この「適度なご褒美」が継続の鍵だったと今でも思います。
詳しいスケジュールが気になる人は下の記事を見てみてください!
長時間勉強を続けるためのコツと注意点

集中力を維持するには、「時間の使い方」も大切です。
私が意識していたのは、「時間帯によって集中の質が違う」ということ。
その違いに合わせて、やり方を工夫していました。
☀️ 朝:一気に集中!ルールなしの“流れ勉強”
朝は最も集中できる時間帯。
コーヒーを飲んで目を覚まし、決められた勉強時間ではなく、“できるまでやる”というスタイルでした。
3時間集中して一気にやるか、途中で1回だけ軽く休憩を入れる、というのが基本です。
🌤 昼:ポモドーロ法で眠気と戦う
昼は眠くなりがちな時間帯。昼の勉強前に仮眠はとっていましたが、それでも集中力は落ちてくる時間帯です。
そこで25分勉強+5分休憩を繰り返す「ポモドーロ法」を活用。
この方法は、集中が切れそうな時間帯でも継続しやすくて重宝しました。
🌙 夜:休憩なしで短時間集中
夜は疲れも出てくる時間帯なので、休憩なしで1〜2時間だけ一気にやるという形にしていました。
ここでもコーヒーでリフレッシュしてからスタートしていました。
⚠️ ポモドーロ法の意外な落とし穴
一時期、すべての時間帯でポモドーロ法を使っていたのですが、集中力の持続力が落ちていることに気づいたのです。
模試で京大の理科(3時間連続)を解いたときに、「あれ?こんなにしんどかったっけ」と思いました。
ポモドーロ法は確かに勉強時間を稼ぎやすい反面、長時間集中を鍛えにくいという側面もあります。
この経験から、朝と夜は“ぶっ通し型”、昼だけポモドーロという使い分けに落ち着きました。
「1日何時間やるか」より「どう使うか」が合否を分ける

私はこの勉強時間の配分で間違っていなかったと思っています。
理由は、勉強への集中が途切れる期間が一度もなかったから。
周囲の浪人仲間の中には、私より勉強時間が長い人もいましたが、1ヶ月ほどモチベが激しく落ちて、まったく手につかなくなる時期が来てしまう人も多かった。
そうなると、その後の1ヶ月は「実力を戻す期間」になってしまい、「成績を伸ばす期間」ではなくなるんです。
⏳ 時間の価値は後半ほど高い
さらに、私は「時間の価値は受験本番に近づくほど高い」という意識を持っていました。
同じ1時間でも、4月の1時間と、2月の1時間では“本番に直結する”2月のほうが重要です。
だから私は、勉強時間を後半になるほど増やしていく配分にしました。
逆に、春には14時間やっていたのに、冬には疲れて7時間しかできなくなっている人もいました。
同じ合計時間でも、春7時間・冬14時間の方が確実に成績は上がります。
まとめ:勉強時間は「量」より「戦略」
以上、大学受験における勉強時間をテーマに、「必要な勉強時間」や「時間の配分方法」についてお話ししてきました。ただ、私が皆さんに本当に伝えたいのは、私のやり方をそのまま真似することではありません。大切なのは、“自分に合った勉強ペース”を見つけることです。
そのためのヒントとして、
- 最も集中できる時間帯に長時間の学習を試してみること
- 集中力が途切れやすい時間はポモドーロ法などを活用すること
- 受験が近づくほど、1時間の勉強の価値が高くなるという意識を持つこと
といった考え方を紹介しました。これらは誰にとっても応用可能な考え方だと思いますので、ぜひ取り入れてみてください。
こうした視点を取り入れつつ、自分の勉強時間を見直していくことで、より効率的で意味のある受験勉強ができるようになることを願っています。
以上パンダでした。
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