皆さんこんにちは、パンダです。
地方の公立高校から京大を受験し不合格だった後に、一年間宅浪して京大に受かった経験をもとに受験生向けのブログを書いています。

パンダさん!模試を受けて返却されたんだけど、どう復習していいか分からないんだよ~!

模試の復習方法って悩むところだよね~
じゃあ今日は模試の活用方法というテーマでお話していこう!!
模試を受けると、ついつい気になるのが判定や偏差値。
でも、成績が上がる人と伸び悩む人の違いは、実は「模試の使い方」にあったんです。
この記事では、現役・浪人の両方を経験し、模試を徹底的に活用して京大に合格した筆者が、模試の効果的な活用法を完全解説。
あなたの模試を“ただの試験”から“伸びるための武器”に変える方法をお伝えします。
① 模試は「実力を測る場」ではなく「実力を育てる場」

模試=成績を測るだけのもの、と考えていませんか? もちろん、判定や偏差値は気になりますよね。でも模試の本当の価値は、「自分の勉強のどこを修正すればいいか」が見えることにあります。
判定はあくまで“参考情報”。そこからどう伸ばすかを考えなければ、次もまた同じような結果になりがちです。逆に、模試の後の行動次第で、得点力は大きく変わります。模試を「成績を測るだけのもの」から、「次につなげるツール」に変える。それだけで、自分の未来も変わってきます。
ちなみに、模試の成績を見て一喜一憂していた頃の私は、B判定が出るたびに「Bって“バナナ”のBかな…?」と自虐していました。
いや、せめて“Brilliant”のBだと思い込みたかった、、、
② 模試前にやるべきこと:時間配分と戦略を決める

模試の前に「何となく受けるだけ」になっていませんか? 実は、模試前の戦略が超重要です。
私は模試を受けるたびに、事前に時間配分や戦略を決めていました。試験によって形式は大きく異なりますし、特に共通テストは“時間との戦い”。実力が同じでも、形式に慣れているかどうかで点数が変わってきます。
「大問ごとに何分使うか」「迷った問題に印をつけて後で見直す」など、自分なりの作戦を立ててから臨むと、模試をより本番に近い形で活用できます。
ちなみに、私は一度、戦略を立てずに臨んだ模試で、マークミスと時間切れのダブルパンチをくらい、偏差値が自分の靴のサイズと同じくらいになったことがあります。……そう、26です。
もはやサイズ感は完璧でしたが、点数としては致命的でした。
③ 模試後にやるべきこと:判定より「原因分析」

大切なのは模試の判定よりもその中身!判定に一喜一憂すべきではない!!!
っていうのが正論ではあるんですけど、受験生として模試の判定に一喜一憂しないことは無理ですよね(笑)
模試の判定を見て、一喜一憂するのは受験生として仕方のない当然のこと。私自身も、低い判定が出ると「やばい……終わった……」と数時間ふて寝してました。
でも、そこからどう立ち上がるかが大事です。
本当に見るべきは「なぜその点数になったか」。
- 時間が足りなかったのか?
- ケアレスミスが多かったのか?
- そもそも知識が足りていなかったのか?
この「分析」ができる人は、同じミスを繰り返しません。逆に判定だけ見て終わってしまう人は、次の模試でもまた「B判定…またか…」となってしまいます。
私は判定に一喜一憂する代わりに、「なんで点が取れたか」「どこを落としたか」をメモするようにしていました。
低い判定であっても、「このままだと落ちる!」という恐怖で勉強のスイッチが入ることもあります。
人間、“なりたい自分”より“なりたくない自分”の方が強い動機になることが多いような気がしています。。
④ 復習こそが模試の本番:間違いを“知識”に変える
正直に言います。私は現役時代、模試の復習をろくにしていませんでした。その結果、1年間ずーっとB判定。ずっとB。ビービー言ってるうちに本番で不合格……。
それを反省して、浪人期では模試の復習を“徹底”しました。その中でも特に効果があったのが「解法ノート」です。
教科ごとにノートを用意して、模試で間違えた問題のうち、
- 一般的な解法パターンに落とし込めるものはその考え方だけを記録
- 特殊な問題は問題文も一緒にメモ
という形でまとめていきました。
ポイントは、「見返したくなるノートにすること」。
模試専用ノートを作って、間違いを全部ペタペタ貼って終わり……というやり方もありますが、私はそれをやめました。理由は簡単、復習しなくなるからです。
- 貼るのが面倒
- ノートが分かれると見る習慣がなくなる
結果として「作って満足」で終わってしまう。なので私は普段の勉強ノートと共通化し、解法ノートとして一元管理していました。「間違いを知識化する」「日常的に見返す」この2点を意識するだけで、模試の学習効率は飛躍的に上がります。
まさに、「ノートは作るより使え!」ですね。
数学の解法ノートの作り方は以下の記事で解説しています!!
⑤ 模試を本番だと思う“心の練習”も重要

模試は本番ではない、と思って適当に受けてしまうと、いざ本番のときに緊張で頭が真っ白になる危険があります。
実際、私は宅浪中に共通テストも二次試験の初日も、前日に眠れませんでした。これは完全に「模試のときから本番のメンタルづくりをしていなかった」からです。
「模試の前日は何時に寝るか」「朝食は何を食べるか」など、本番を想定して模試を受けるようにすると、試験当日の精神的なハードルも下がります。
模試は、知識の確認だけでなく、メンタルのリハーサルにもなるんです。模試で心拍数が上がるようにしておきましょう(本当に上がりすぎたら保健室直行ですが)。
できれば、模試当日は「試験会場でお腹鳴らない方法」も試しておくとよいかもしれません。私は本番で見事に鳴りました。静寂の教室に響くグゥゥゥ…。(あくまで念には念を入れよという話です)
⑥ 模試を通じて成績を上げる人・上がらない人の違い

模試は、単なる「試験」ではありません。 その活用次第で、成績の伸びが大きく変わる“分岐点”になります。
✔ 伸びる人の特徴:「模試を分析し、行動を変える」
成績の伸びを実感したのは、浪人期に入ってから。模試のたびに間違いを丁寧に分析し、それを“知識”として蓄えるノート=解法ノートにまとめていました。
このノートには、単なる答えではなく「どんな考え方が有効だったか」「次に出たときに使えるかどうか」という観点で情報を整理。普段の勉強でも活用することで、模試の復習も自然と日常に組み込まれていきました。
つまり、模試を受けるたびに“賢くなる”仕組みを作っていたということです。
✔ 伸びない人の特徴:「ノートを作って満足する」
一方で、「模試の間違いを全部ノートに貼りつける」だけでは効果が薄いことも。これは筆者が実際にやめた方法です。
- 手間がかかって復習が面倒になる
- ノートが別管理だと見返さなくなる
結果として「作っただけで終わる」ことが多くなります。ノートは“作ること”ではなく、“使うこと”が目的。
自分の勉強サイクルの中に自然に組み込めるかどうかを意識し、継続できる・見返せる形で情報を残すことが、模試活用のカギになります。
まとめ|模試は「試験」ではなく「学びの素材」
模試は成績を測るだけの場ではなく、 自分の弱点を知り、戦術を練り、実力を底上げするための実践トレーニングです。
模試を活かせる人は、
- 模試前に戦略を立てて臨み
- 判定や結果を分析し
- 間違いを整理して未来の得点力につなげ
- それを日々の勉強サイクルに融合させる
という流れを自然に作れています。
そしてこれは、誰でも今日から意識すればできること。
模試を「ただの通過点」と軽く見ず、毎回“得点力を上げるチャンス”として大切に活用してみてください。
次の模試で、1つでも「使える学び」を増やせるように。
それが本番での一問の差、合否の差につながるはずです。
以上パンダでした。
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