皆さんこんにちはパンダです。
地方公立高校から京大に進学した自身の経験をもとに、教育環境が都市部ほど整っていない地方の学生が難関大学に進学するための力になりたいと思いこのブログを書いています。
ところで皆さん「過去問って、いつから始めるのが正解?」 「何年分くらいやれば足りるの?」
など過去問の活用法について悩んでいませんか?
そこで今回は過去問の活用法というテーマで「過去問っていつからやるべき?」や「何年分やればよいの?」など疑問を解決するようなお話をしていこうと思います。
今回の記事を読むことで過去問を効果的に使えるようになり合格にぐっと近づきます!

過去問をうまく使おう!
過去問を解く目的は?
まず初めに過去問を解く目的を挙げていきたいと思います。
というのも目的によって始めるべき時期ややるべき量が変わるからです。
過去問を解く目的は大きく分けて以下の三つに分けられます。
- 問題の傾向を把握する
- 問題の形式に慣れる
- 自身の学力を測り、学力を伸ばす
このように三つの目的があるので目的に合った使い方をすることが必要です。
目的ごとの過去問の最適な使い方
過去問には三つの目的があることが分かったところで、次に目的ごとの最適な使い方を考えていきます。
問題の傾向を把握する
志望校により問題の傾向が大きく違うので取るべき対策も当然大きく変わってきます。
例えば東大の英語は要約、文法問題、リスニング、長文読解、英文和訳、和文英訳のように考えうるすべての問題形式があります。
一方で京大の英語はだいたい和文英訳と英文和訳の二つだけです。
よって東大を目指す人はすべてをバランスよく鍛える必要がありますが、京大を目指す人は英文和訳と和文英訳に注力すればよいことが分かります。
このように問題によってとるべき作戦が変わってくるのでできるだけ早く傾向はつかんでおいたほうがいいです。
具体的には教科書レベルの問題が解けるようになったら手を付けるべきでしょう。
取り組む量に関しては1年だけだとわかりずらいので2~3年分解くとよいでしょう。
取り組む年度は最新のものをお勧めします。
というのも傾向は徐々に変化することもあるので、傾向を把握するという目的を達成するためには最新のものが最も合理的だからです。
最新のものは直前の練習に取っておきたいという気持ちは分かりますが、直前に練習できるメリットより始めに正確な傾向をつかめるというメリットのほうが大きいと私は考えます。
問題の形式に慣れる
ここでの問題の形式に慣れるとは自身の実力を最大限発揮できるように時間配分、解く問題の選定をできるようになるということです。
問題を解き終わるごとに適切な時間配分だったか、解くべき問題をおとしていないかなどを確認し、改善するための作戦を考えていきます。
よってそこそこ時間がかかるため遅くとも秋までに、できたら夏には始めたいです。
現実的にはあとは過去問を解くだけ!というレベルに秋や夏には無理なので普段の学習と並行して行うことになります。
現役の人は土日などの時間があるときに少しずつ解いていきなれるようにしてください。
解くべき量ですが目的が達成されたなら何年でも構いません。あくまで問題の形式に慣れることが目的なので年数をこなすことが目的にならないようにしましょう。
強いて目安を挙げるとすると10年分ぐらい解いてくるとペースがつかめると思います。
しかし変わった傾向の問題(京大の理科など)では慣れるのにそれ以上の年度が必要なこともあるので目的への達成度に応じて解く量は決めるという姿勢は忘れないでください。
自身の学力を測り、学力を伸ばす
難関大の過去問は良問が多く過去問をこなすことで実力を養成することもできます。
しかし良問を解くという目的ならば参考書のほうが分野ごとによくまとまっており、さらに過去問には合格するために解けなくてもよいような捨て問も混じっているため、この目的のためだけに過去問を解くことは少ないです。
特に一般的な現役の受験生であればこの段階に入る前に受験本番を迎えるのでそうでしょう。
よって一般的には他の2つの目的もこなすなかで同時に実力の養成もはかるという形になると思います。
しかし気を付けてほしいのは何度も言いますが過去問は全て解ける必要はないので自身の目標点に照らし合わせて演習するようにしてください。
まとめ
以上過去問の活用法について話をしてきました。まとめると
- 基礎が完成したら問題の傾向を把握するために最新年度を2~3年分解く
- 問題の形式に慣れるためできれば夏、遅くとも秋から普段の勉強と並行して過去問を解く
- 過去問で実力をつけるため自身の得点戦術で取らなければいけない問題は解けるようにする
となります。
このほかの各科目ごとの勉強法や大学受験に取り組むための基本的な考え方などは下の記事で紹介しているのでぜひ見てみてください!
私は受験勉強を頑張る皆さんを応援しています。
以上パンダでした。
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