こんにちは。現役京大生の受験バイブル、運営者の「パンダ」です。
新潟大学を第一志望にしているけれど、共通テストのボーダーラインや学部ごとの難易度がどのくらいなのか気になって夜も眠れない、なんてことはありませんか。
受験勉強に追われる毎日の中で、「本当にこの点数で届くのかな?」「今年の入試はどう変わるんだろう?」と不安になるのは、真剣に合格を目指している証拠ですよ。
特に2026年度入試では新課程入試の過去問が一年分しかなく、新課程導入に伴う「情報I」の追加や国語の大問構成変更など、過去のデータがそのまま通用しにくい要素が盛りだくさんです。
また、医学部における足切り(二段階選抜)の実施基準や、学部ごとに大きく異なる合格最低点の推移、さらには合否を分ける「傾斜配点」で自分が有利になるのかといった細かい戦略部分も、勝負を左右する重要なポイントになりますよね。
私自身も受験生のときは、模試の判定やボーダーの数字に一喜一憂していたので、その気持ちは痛いほどよくわかります。
この記事では、そんなあなたの不安を解消し、合格への最短ルートを示すための情報を徹底的に分析してまとめました。
- 新潟大学全10学部の最新共通テストボーダーと難易度の実態分析
- 医学部医学科などで実施される二段階選抜(足切り)の詳細な基準と回避策
- 合否を左右する傾斜配点の仕組みと新課程入試「情報I」への具体的対策
- 共通テストリサーチの判定がE判定でも諦めない!逆転合格のロジック
新潟大学の共通テストボーダーと難易度分析

まずは、新潟大学入試の全体像を、マクロな視点からしっかりと掴んでいきましょう。
「5S」と呼ばれる中堅国立大学群の一角を占める新潟大学ですが、その難易度や入試の仕組みは学部によってかなり色が違いますし、年度によって変動も激しいんです。
ここでは、全体の難易度ランクや、受験生が最も恐れる「足切り」のリアル、そして新潟大学攻略の鍵となる「傾斜配点」や新課程入試の影響について、どこよりも詳しく解説していきますね。
- 新潟大学の難易度ランクと推移
- 新潟大学の学部別共通テストボーダーと偏差値
- 足切り実施の有無と二段階選抜
- 傾斜配点の仕組みと有利な科目
- 新課程入試の科目変更と情報I
新潟大学の難易度ランクと推移

新潟大学は、埼玉大学、信州大学、静岡大学、滋賀大学とともに「5S」と呼ばれる準難関国立大学グループに位置しています。
キャンパスの規模も大きく、日本海側最大級の総合大学としてのブランド力は絶大です。
関東甲信越地方の受験生にとっては、自宅から通える範囲、あるいは一人暮らしを始めるのにちょうど良い距離感ということもあり、非常に人気が高い大学なんです。
入試難易度の観点から見ると、新潟大学は非常にユニークな立ち位置にあります。
具体的には、旧帝大(東北大学など)や準難関国立(金沢大学、筑波大学、千葉大学)といった上位校の「受け皿」としての機能を果たす一方で、地方国公立大学(富山大学、山形大学、群馬大学など)を第一志望としていた層からの「挑戦校」としての側面も持っているんです。
まさに、上からも下からも受験生が集まってくる交通の要所のような場所なんですね。
これ、どういうことかというと、共通テスト後の出願動向が上位層の動きに大きく左右されるということなんです。
例えば、難関大の共通テストボーダーが予想以上に高かったり、難化して平均点が下がったりした年を想像してみてください。
「東北大を目指していたけど、共通テストで失敗してしまった…」という受験生が、安全策をとって「確実に合格できるところ」として新潟大学に流れてくる「スライド現象」が起きます。
こうなると、見かけの偏差値以上に実質的な受験者層のレベルが上がり、競争が激化することになります。
逆に、上位層が強気に出願する年は、新潟大学の倍率が落ち着くこともあります。
このように、新潟大学の難易度は単独で決まるものではなく、他大学との相関関係の中で決まる「玉突き事故的な倍率変動」が起きやすいのが特徴です。
だからこそ、単に「去年の倍率はこれくらいだったから」と安心するのではなく、今年の上位校の動向や、予備校の分析データを注意深く見ておく必要があるんです。
新潟大学は「挟まれた位置」にあるため、倍率や難易度が他大学の動向に連動しやすい大学です。
金沢大学や筑波大学の動向、そして共通テストの平均点変動を注視し、スライド流入のリスクを考慮した出願戦略を立てることが重要です。
新潟大学の学部別共通テストボーダーと偏差値

ここでは、学部ごとの共通テストボーダーと偏差値について表にしてまとめておきます。
| 学部 | 学科・専攻・日程 | 共通テストボーダー得点率(%) | 2次偏差値(ボーダー) |
| 人文学部 | 人文(前期) | 66% – 68% | 50.0 |
| 人文(後期) | 73% | – | |
| 教育学部 | 学校教育(前期) | 52% – 62% | 45.0 – 50.0 |
| ※教科(数学/英語など)により異なる | |||
| 法学部 | 法(前期) | 65% | 47.5 |
| 法(後期) | 73% | – | |
| 経済科学部 | 総合経済(前期) | 63% | 47.5 |
| 総合経済(後期) | 74% | – | |
| 理学部 | 理(前期) | 60% – 64% | 45.0 |
| 理(後期) | 70% – 74% | 50.0 | |
| 医学部 | 医学科(前期) | 81% – 84% | 65.0 |
| 保健学科(前期) | 55% – 60% | 47.5 – 50.0 | |
| 歯学部 | 歯(前期) | 72% | 55.0 |
| 歯(後期) | 78% | – | |
| 口腔生命福祉(前期) | 60% | 45.0 | |
| 工学部 | 工(前期) | 59% – 62% | 45.0 – 47.5 |
| ※分野・方式により幅あり | |||
| 農学部 | 農(前期) | 61% | 47.5 |
| 農(後期) | 71% | – | |
| 創生学部 | 創生学修(前期) | 62% – 66% | 47.5 – 50.0 |
(出典:河合塾Kei-Net)
足切り実施の有無と二段階選抜

受験生にとって最も恐ろしい言葉の一つ、それが「足切り(二段階選抜)」ですよね。
「共通テストで失敗したら、どれだけ二次試験の対策をしていても、試験会場にさえ入れてもらえないんじゃないか…」という不安、本当によくわかります。
結論から言うと、新潟大学に関しては、医学部医学科以外の学部では基本的に実施されないと考えて大丈夫です。これは精神衛生上、非常に大きな安心材料になりますよね。
人文学部や法学部、経済科学部、理学部、工学部、農学部など、多くの学部では、志願者数が募集人員の何倍になっても、原則として全員が二次試験(個別学力検査)を受験することができます。
つまり、共通テストで多少失敗しても、二次試験で挽回するチャンスは最後まで残されているということです。これは、記述力に自信がある受験生にとっては非常に有利な制度と言えるでしょう。
ただし、医学部医学科に関しては話が全く別です。
ここは旧六医科大学の伝統を持つ、全国でも屈指の難関学部。
募集要項には明確に「二段階選抜を実施する場合がある」と記載されています。
具体的には、志願倍率が予告倍率(約3倍〜4倍程度、年度により異なる)を超えた場合に実施されます。
そのボーダーライン(足切り点)は、年度ごとの共通テストの難易度にもよりますが、概ね75%〜78%程度になることが多いです。
「78%も取らなきゃいけないの?」と思うかもしれませんが、医学部受験の世界ではこれが現実です。
もし、このラインを下回ってしまうと、どんなに二次試験の数学が得意でも、受験票が届かずに不合格が確定してしまいます。
医学科を志望する場合は、まずはこの「第一関門」を突破することが最優先課題となります。
また、医学部以外の学部でも、「募集人員の◯倍を超えた場合」といった規定が設けられていることがあり、歴史的な高倍率になった場合には実施される可能性がゼロではありません。
出願前には必ず最新の募集要項をチェックする癖をつけてくださいね。
医学部医学科以外の学部でも、想定外の倍率高騰時には二段階選抜が発動する可能性があります。必ず最新の「入学者選抜要項」や「学生募集要項」で、志望学部の二段階選抜実施予告倍率を確認してください。(出典:新潟大学「一般選抜学生募集要項」)
傾斜配点の仕組みと有利な科目

新潟大学の入試を攻略する上で、絶対に避けて通れないのが「傾斜配点」です。
これを知っているかどうかで、合格率が天と地ほど変わると言っても過言ではありません。
傾斜配点とは、共通テストの素点(そのままの点数)を合否判定に使うのではなく、学部・学科が重視する科目の配点を高く、そうでない科目を低く換算する仕組みのことです。
多くの受験生が、予備校のリサーチ判定(A〜E)だけを見て「もうだめだ」と諦めてしまいがちですが、実は大学独自の配点で計算し直すと「あれ?意外といけるかも?」となるケースが山ほどあるんですよ。
例えば、理学部の一部の学科では、理数科目(数学・理科)の配点が英語や国語に比べて1.5倍〜2倍に設定されることがあります。
これは、大学側が「英語が多少苦手でも、数学と理科ができる学生が欲しい」という強烈なメッセージを発信しているからです。
具体例を挙げてみましょう。AさんとBさん、二人の受験生がいたとします。
Aさん:全科目まんべんなく65%取れた優等生タイプ。
Bさん:国語と社会は50%でボロボロだけど、数学と理科は90%取れた尖ったタイプ。
単純な合計点ではAさんの方が高いかもしれませんが、理学部の傾斜配点で計算すると、理数に重みがあるBさんの方が圧倒的に高得点になり、合格圏内に躍り出ることがあるんです。
逆に、人文学部などでは数学の配点が圧縮される(例えば200点満点を100点に換算するなど)方式もあり、数学が苦手な文系受験生にとっては救いの手となります。
以下の表に、学部ごとの典型的な傾斜配点の傾向と戦略をまとめました。
自分の得意科目がどこで一番高く売れるのか、しっかりと見極めてください。
| 学部・学科 | 傾斜配点の特徴 | 攻略のための戦略 |
|---|---|---|
| 人文学部 | 地歴・公民や国語重視、数学の配点圧縮あり | 数学が苦手でも、英語・国語・地歴で高得点が取れれば十分に勝負可能。文系特化型におすすめ。 |
| 理学部・工学部 | 数学・理科の配点が非常に高い | 文系科目(国語・社会)のミスは理数で挽回可能。理数特化型は強気に攻めるべき。 |
| 教育学部(実技系) | 学科試験よりも実技重視の傾向 | 共通テストの得点率が低くても、実技(音楽・美術・体育)で圧倒できれば逆転合格のチャンス大。 |
| 経済科学部 | 方式により数学重視や地歴重視が選べる | 自分の得意科目に合わせた入試方式(配点パターン)を選択することが合格への鍵。 |
このように、自分の得意科目が高く評価される学部を選ぶことが、新潟大学合格への近道ですよ。単純な偏差値表だけでなく、必ず「配点」を確認してくださいね。
新課程入試の科目変更と情報I

2026年度入試で不安なところといえば昨年度から導入された「情報I」の導入ですよね。
これまでになかった科目が追加されることで、「対策に手が回らない…」「浪人したら不利になるんじゃ…」と頭を抱えている受験生も多いかと思います。
でも、ここで冷静になって新潟大学の配点状況を見てみましょう。
結論から言うと、新潟大学においては、「情報I」の配点はそこまで大きくないケースがほとんどです。
多くの学部で、共通テストの合計点(900点〜1100点満点など)に対して、情報Iに割り振られる配点は概ね50点〜100点程度。
全体に占める割合で言えば5%〜10%程度に留まります。
ですので、「情報Iがあるから」といって過度に恐れたり、志望校を安易に下げたりする必要はありません。
重要なのは、「主要科目(英数国)でしっかりと基礎を固めること」。
これがブレなければ、新科目が一つ増えたところで、新潟大学合格の土台は揺らぎません。
情報Iは、学校の授業や市販の参考書で基本的な知識を押さえ、プログラミング的思考の基礎を理解しておけば、平均点は十分に狙える科目です。
「みんな条件は同じ」と割り切って、堂々と王道の戦略で攻めていきましょう。
学部別新潟大学共通テストボーダーと合格戦略

ここからは、いよいよ学部ごとの具体的なボーダーラインと戦略について深掘りしていきます。
新潟大学は10学部を擁する総合大学なので、学部によって求められる得点率も50%〜86%とかなり幅広いです。
一概に「新潟大学はこれくらい」とは言えないのが実情なんですね。
自分の志望する学部がどの位置にあり、どのような受験生層と戦うことになるのか、しっかり確認していきましょう。
- 医学部や工学部のボーダーライン
- 教育学部や法学部の穴場と傾向
- 合格最低点から見る安全圏の目安
- リサーチ判定が悪くても逆転可能か
- 共通テストボーダーが超えられるか不安な人へ:勉強戦略の提案
- 新潟大学共通テストボーダーの攻略まとめ
医学部や工学部のボーダーライン

まずは、理系受験生から絶大な人気を誇る医学部と工学部について詳しく見ていきます。
医学部医学科は、やはり別格の難易度を誇ります。
共通テストボーダーは81%〜84%と非常に高く、ミスが許されない厳しい戦いになります。
旧帝大医学部を狙う層が併願してくることも多く、受験者のレベルは極めて高いです。
ただし、新潟県内の高校出身者などを対象とした「地域枠」を利用すれば、一般枠よりもボーダーが2%〜5%程度低くなる傾向があります。
地域医療に従事する覚悟があるなら、地域枠は非常に有効な戦略的選択肢となります。
意外な落とし穴となりがちなのが、医学部保健学科です。
「医学科は無理だけど、保健学科なら…」と考える受験生も多いですが、特に「放射線技術科学専攻」や「検査技術科学専攻」は、工学部の上位層を超える難易度(68%〜74%)になっています。
医療系の資格職は人気が高く、安定志向の優秀層が集まるため、「医学部の滑り止め」という軽い気持ちで受けると痛い目を見ます。
数学や理科の基礎学力は、医学科志望者に準ずるレベルで仕上げておく必要があります。
一方、新潟大学の中で最も学生数が多い工学部は、専攻分野によって難易度にグラデーションがあります。
全体としてのボーダーは59%〜73%程度ですが、最近のAI・データサイエンスブームを受けて、「情報・電子」系のプログラムは人気が爆発しており、ボーダーも難化傾向にあります。
ここはもはや準難関レベルと言っていいでしょう。
逆に、土木、建築、機械、化学といった伝統的な工学分野は、比較的安定しています。
ものづくりに興味があるなら、流行りの情報系だけでなく、こうした基幹産業を支える分野に目を向けるのも一つの手です。
工学部は二次試験の配点比率が高い傾向にあるため、共通テストで多少失敗しても、数学と理科(物理・化学)の実力があれば挽回しやすいのも魅力ですね。
教育学部や法学部の穴場と傾向

続いて、文系学部や教育学部について見ていきましょう。ここでは「穴場」情報の真偽についても触れていきます。
教育学部は、専攻によってボーダーが激しく変動するのが最大の特徴です。
国語や数学、英語などの「教科教育系」は52%〜62%前後と、標準的な地方国立大学のレベルです。
一方で、「実技系(音楽・美術・保健体育)」は、共通テストボーダーが52%〜58%と数値上はかなり低く見えます。
これを見て「おっ、ここなら受かるかも!」と思うかもしれませんが、要注意。
これらの専攻は実技試験のウェイトが高く、幼少期から専門的なトレーニングを積んできた受験生がライバルになります。
単に勉強が苦手だからという理由で飛び込むと、実技で大差をつけられて不合格になるリスクがあります。
また、教育学部の中でも「養護教諭養成課程」や「心理・教育臨床」などは、女子受験生からの人気が絶大で、時には人文学部や理学部を超える「隠れ難関」となることがあります。
倍率も高くなりやすいため、安易な穴場狙いは禁物です。
法学部は、65%〜73%程度のボーダーで推移しており、新潟大学の中では比較的安定した難易度を保っています。
法学部の入試の特徴は、共通テストの配点比率がやや高めに設定されていること(例:共通テスト重視型)。
つまり、「共通テスト逃げ切り型」を目指す受験生に向いています。
特定の科目が突出しているよりも、全科目で大きな穴がなく、コンスタントに6割〜7割を得点できるバランス型の受験生が合格しやすい傾向にあります。
公務員志望者が多いため、堅実な受験生が集まる激戦区でもあります。
「穴場」に見える専攻には必ず理由があります。
募集人員が極端に少なくて倍率が跳ね上がりやすかったり、特殊な実技や面接が課されたりすることが多いです。
入学後のミスマッチ(興味のない分野を4年間学ぶ苦痛)を防ぐためにも、偏差値の数値だけで選ばず、カリキュラムや研究内容をよく確認してください。
合格最低点から見る安全圏の目安

予備校が出している「ボーダーライン」という言葉、よく耳にしますよね。
でも、この言葉の定義を正しく理解していますか?
一般的にボーダーラインとは、「その点数を取れば合格可能性が50%ある」というラインのことです。
つまり、ボーダーぴったりの点数では、合否は五分五分、コインの裏表と同じくらいの確率しかないということなんです。
もし、あなたが「安心して受験に臨みたい」「安全圏を確保したい」と考えるなら、ボーダーラインを目指してはいけません。
目指すべきは「合格者平均点」です。
一般的には、ボーダーラインより2%〜3%高い数値が、合格者の平均的な得点率になります。
例えば、ボーダーが65%の学部なら、67%〜68%を目標設定にするのがセオリーです。
しかし、ここで新潟大学特有の事情も考慮する必要があります。
新潟大学の多くの学部(特に理系や人文学部の一部)では、二次試験の配点が共通テストと同じくらい、あるいはそれ以上に設定されています。
これは何を意味するかというと、共通テストの結果だけで合否が決まるわけではないということです。
極端な話、共通テストでボーダーより10点〜20点低くても、二次試験が得意なら十分に合格最低点(総合点)をクリアできる可能性があります。
逆に、共通テストでボーダーを超えていても、二次試験で大失敗すれば不合格になります。
大切なのは、「共通テストの点数+二次試験の予想点数」の合計が、過去の合格最低点を超えているかどうかです。
赤本(過去問)に載っている合格最低点のデータを必ずチェックし、「自分は共通テストで何点、二次で何点取ればこのラインを超えられるか」というシミュレーションを行うこと。
これこそが、本当の意味での「安全圏」を見極める方法ですよ。
リサーチ判定が悪くても逆転可能か

共通テストが終わった直後の予備校リサーチ(データリサーチ)で、「D判定」や「E判定」という文字を見て、絶望的な気持ちになる…。
受験生なら誰しも経験する恐怖の瞬間ですよね。
「もう新潟大学は諦めて、ランクを下げた大学にしようか…」と弱気になるのも無理はありません。
でも、ちょっと待ってください!新潟大学に関しては、学部や学科によってはD判定やE判定からでも逆転合格できる可能性が十分にあります。
諦めるのはまだ早いです。
特に理学部や工学部などの理系学部では、二次試験の数学や理科の配点が非常に大きく設定されています。
例えば、共通テストでのビハインドがボーダーからマイナス20点〜30点程度だったとしましょう。
もし、あなたが二次試験の数学で、大問を一つ多く完答できれば、それだけで30点〜40点の差がつきます。
つまり、一発で逆転できるんです。
実際に、共通テストE判定から、二次試験の数学と理科で高得点を叩き出して合格していく受験生は毎年たくさんいます。
彼らは「共通テストは失敗したけど、二次力には自信がある」というタイプです。
逆に、共通テストの配点比率が高い法学部や教育学部の一部、あるいは二次試験が小論文のみの学部などでは、共通テストのビハインドを挽回するのが難しく、リサーチ判定が重くのしかかる傾向があります。
この場合は、冷静な判断が必要です。
重要なのは、感情的に判断するのではなく、数字で判断すること。
自分の志望学部の「共通テスト:二次試験」の配点比率を計算し、自分の過去問演習の点数と照らし合わせて、「あと何点取れば合格最低点に届くのか」を具体的に算出してください。
もし、「二次の英語であと20点上乗せすれば届く」という具体的な計算が成り立つなら、E判定でも出願する価値はあります。
最後は「絶対に合格する」という強い意志と、具体的な勝算があるかどうかが勝負を分けます。
共通テストボーダーが超えられるか不安な人へ:勉強戦略の提案

ここまで紹介したような共通テストのボーダーを超えるためには勉強戦略が最も大切になってきます。
受験勉強をしていると自分の勉強法はあっているのか不安になりますよね。
私も、受験期間中は勉強戦略について不安になりながら、いろいろと調べていました。
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新潟大学共通テストボーダーの攻略まとめ
ここまで、新潟大学の共通テストボーダーについて、かなり踏み込んで解説してきました。
情報量が多くて大変だったと思いますが、最後に重要なポイントをまとめておきますね。
これだけは持ち帰ってください。
- 立ち位置の理解:新潟大学は「5S」の一角で、上位校からのスライド流入が起きやすい大学。他大学の動向も要チェック。
- 足切りの安心感:医学部医学科以外は、足切り(二段階選抜)の心配はほぼない。最後まで戦う権利はある!
- 傾斜配点の活用:合否の鍵は「傾斜配点」。素点ではなく換算点で勝負しよう。自分の得意科目が活きる学部・方式を選ぶのが鉄則。
- 逆転の可能性:特に理系学部を中心に、二次試験での配点比率が高い。D・E判定でも、記述力があれば逆転合格は十分に可能。
ボーダーラインの数字は、あくまで一つの指標に過ぎません。
それに振り回されて一喜一憂するのではなく、その数字の裏にある「配点の仕組み」や「自分の適性」、「二次試験での挽回可能性」を正しく理解し、冷静に戦略を立てることが合格への第一歩です。
もし、今の判定で出願していいのか不安だったり、「自分の場合はどの科目を重点的に対策すればいいの?」と迷っていたりするなら、決して一人で抱え込まないでくださいね。
受験は情報戦であり、心理戦でもあります。
正しい情報を武器に、最後まで諦めずに走り抜ければ、新潟大学合格という栄冠は必ず掴み取れます。
あなたの受験生活が、最高の結果で終わることを心から応援しています!頑張ってください!
※本記事の情報は執筆時点の一般的なデータに基づいています。
入試制度は年度によって変更される場合がありますので、正確な入試科目・配点・日程・足切り基準等は、必ず新潟大学の公式WEBサイトで最新の募集要項をご確認ください。



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