みなさんこんにちは、パンダです。
私は現役で京都大学を受験したものの不合格となり、その後1年間の宅浪生活を経て、無事に京大に合格することができました。
宅浪生活では、学校や予備校のサポートがないぶん、模試の案内も届かず、
「どの模試を受ければいいのか分からない…」
という悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、私の経験をもとに「宅浪生が受けるべき模試」について、模試の種類と具体的な回数にまで触れながら特に重要な2つの模試を中心にご紹介していきます!

模試は合格のために必要な大切なツールだよ!
① 共通テスト模試:2ヶ月に1回は受けよう!
まず最初におすすめしたいのは「共通テスト模試」です。
共通テストの配点は大学によって異なりますが、難関大学志望であっても軽視はできません。
なぜなら、滑り止めの合否や、合格ライン付近の数点差が、合否を大きく左右するからです。
共通テスト模試を受けるべき理由
- 形式が特殊で、慣れることで得点アップが見込める
- 実践演習が最も効果的な対策
- 演習から離れると感覚が鈍る
特に宅浪生は模試を受ける機会が少ないので、2ヶ月に1回のペースで受けることをおすすめします。演習の感覚を保つことができるうえ、実力チェックの定点観測にもなります。
主な共通テスト模試とその特徴
模試名 | 特徴 |
---|---|
全統共通テスト模試(河合塾) | 本番の難易度に最も近く、量もちょうど良い。受験者数が多く判定も信頼できる。 |
駿台・ベネッセ共通テスト模試 | 難易度にややばらつきがある印象。母体が大きく、判定は比較的正確。 |
東進共通テスト本番レベル模試 | やや難しめの傾向。返却が早く、復習しやすい。判定はやや厳しめかも。 |
どれを選んでもOKですが、2ヶ月に1回の頻度を意識して受験してみてくださいね。
難易度は数値であらわれるものではないので、上のものは私の完全な主観であることに注意してください。
② 大学別模試:志望校の模試はできる限り受けよう!
次におすすめするのが「大学別模試(志望校別模試)」です。
もし自分の志望大学に対応した模試があるなら、これは絶対に受けておくべきです!
模試を受けすぎるのは良くないという意見もありますが、宅浪生には本番のような環境での演習の機会が非常に少ないです。
時間も比較的自由に使えるはずなので、できるだけ多く受けることをおすすめします。
ただし、戦略なしに受けても意味は薄いです。
各科目で得点戦略を立て、模試でそれを試すつもりで臨んでください。
うまくいかなかった場合でも、その原因を分析することで、次の模試や本番に活かせます。
模試の受験頻度
私自身は、1年間で10回弱の模試を受けました。
特に夏に1回、秋に1回は最低でも受けるべきだと思っています。
その他の模試は必要?
最後に、よくある質問として「他の模試(一般記述模試など)は必要ないの?」という点について。
私の答えは、基本的には不要だと思っています。
というのも、模試の主な目的は以下の2つ。
- 自分の実力を測る
- 本番を想定した演習を行う
共通テスト模試と大学別模試は、この2つの目的をしっかり満たしてくれます。
しかし、一般的な予備校模試(例えば駿台模試など)は、一つ目の目的は満たしてくれますが本番の形式とは異なるため、二つ目の目的である実戦演習としての意味がやや薄いと感じています。
そのためわざわざこのような模試を受けなくてもよいのではないかなと思います。
ただし、志望大学の別模試が存在しない場合には、代わりに一般模試を活用するのはアリです。
というかぜひ活用してください。共通テスト形式の模試だけではマーク形式の練習しかできず、記述式の対策が不十分になってしまいます。
そういった場合にはきわめて学習効果の高い模試であると思うのでぜひ受けてみてください。
まとめ:宅浪生にとっての模試活用法

- 共通テスト模試:2ヶ月に1回は受けよう。演習の感覚をキープするために重要。
- 大学別模試:可能な限り受けよう。ただし、作戦を持って臨むこと。
- その他模試:基本不要。ただし、大学別模試が存在しない場合には活用を。
宅浪中は孤独になりがちで、模試の情報もなかなか入ってきません。
ですが、しっかり計画を立てて模試を活用すれば、実力は確実に伸びていきます。
また宅浪では自分で勉強を進めないといけないため、自身で情報収集するのも大切になってきます。
以下の記事では宅浪するにあたって知っておきたいことを宅浪して京大に合格した経験をもとに書いています。
みなさんの受験がうまくいくことを心から願っています!
以上パンダでした。
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