【宅浪京大生が語る】宅浪の成功率は?やめとけと言われる理由は?

体験談

皆さんこんにちはパンダです。

私は現役時代に京都大学を受験し、不合格。その後、1年間「宅浪(自宅での浪人生活)」を選び、翌年に合格することができました

今回は、そんな私の経験をもとに、受験生が気になる「宅浪って本当におすすめできるの?」というテーマについて、正直にお話ししていきたいと思います。

この記事を読むことで宅浪のリアルを伝わったらいいなと思っています。


結論:人を選ぶがはまると強い

最初に結論をお伝えすると、宅浪は人を選ぶ勉強スタイルです。そして、お勧めできない人も多いと私は思います

なぜか?それは宅浪が想像以上に過酷だからです。

何度も言いますが宅浪はかなり過酷です。そもそも浪人の成功率は10人に1人とすら言われています。ましてや宅浪だともっと厳しいのは分かるでしょう。

しかし現役受験に落ちたばかりの受験生はもう一年あるからかなり時間があると思ってしまい、多くの浪人生ははじめ楽観的に浪人に取り組んでしまいます

かくゆう私もその一人浪人始めたての頃は一年も時間があるのだから、かなり余裕をもって合格できるだろうと思っていましたが、現実はそう甘くありませんでした。

目標をかなり上に設定していたから何とか成功し合格できたものの、そうでなかったら私はこのブログを書いていないかもしれません。

とはいえはまれば強い勉強法でもあります。集団授業になると自分の分かっているところも話を聞かないといけません。よって自分の分からないところだけに時間をかけれる宅浪は理論上は最高効率なのです。

実際にどのような生活をしていたのか気になる人は下の記事を読んでみてください。私の生活ルーティンを書いています。

じゃあ結局どうするべきかについて、はじめにもう少し詳しく宅浪のメリットとデメリットを話したうえで、お勧めする人、しない人について話したいと思います。


宅浪のデメリット

  • モチベーション管理の難しさ
     孤独な環境でやる気を維持するのは本当に大変です。

モチベーション管理については以下の記事を読んでみてください。

  • 勉強の方向性がブレやすい
     指導者がいないため、自分の学習方針がズレていても気づけないまま時間が過ぎる危険性があります。
  • 質問できない
     分からないことがあっても聞ける人がいないのは大きなハンデです。
  • 刺激が少ない
     周りに頑張っている仲間がいないため、自分を高めてくれる環境がありません。

宅浪のメリット

  • 経済的負担が軽い
     塾や予備校の費用がかからないのは大きなメリット。
  • 勉強時間を自由に使える
     移動や学校の拘束時間がない分、時間的な自由度は高いです。

※ただしこの自由を有効に使えるのは、モチベーション管理ができる人に限ります。

  • 主体性が身につく
     自分で考え、試行錯誤しながら勉強を進める経験は、受験後の人生にも必ず役立ちます。他人の言われるままに勉強していた人は指導者がいないと勉強できなくなり、他の勉強をするときに苦労すると思います。

宅浪が「向いている人」と「向いていない人」

宅浪に向いている人

  1. モチベーション管理ができる人
     自分で日々のやる気をコントロールできることは、宅浪生活の大前提です。現役時代に継続して努力を積み上げてきた人や何か勉強以外のことで努力を続けてこられた人は、この力があるかもしれません。
  2. 勉強計画を自分で立てられる人
     塾も先生もいない中で、受験に向けた学習ルートを自分で作れる人。情報収集、計画立案、実行・改善とすべてを自力でこなせることが必要です。
  3. 家族と仲がいい人
     ふざけているわけではありません。宅浪するということは家での時間が長くなり会話のほとんどは家族とのものになります。もし家族と会話をしない人であれば本当に人と話さないことになってしまうので精神がやられてしまいます。
  4. 適度に息抜きができる人
     さぼりと息抜きは違います。自身が立てた計画内でうまくフラストレーションを発散し、モチベーションを維持できる技術がなければ、気合だけで最後までは頑張れません。

宅浪に向いていない人

上記の条件に当てはまらない人は正直宅浪には向いていないかもしれません。そして上記の条件に当てはまる人は少ないように感じます。

実際に私の周りにも宅浪をしていた人はいたのですが夏までには半数が予備校に途中から通うことにしていました。

私が宅浪に成功したのも、ずっと支えてくれた家族や応援してくれた友達など周りの環境も大きく、正直運が良かったというのが本音です。

もし特別経済的な理由がないのであれば、予備校などの集団に所属するのも選択肢の一つです。

宅浪を決意した人に向けて

ここまで記事を読んで宅浪の厳しさは十分に分かったが、経済的な理由や集団の中で勉強するのが苦手な人で宅浪をしてみようという人もいるでしょう。

そのような私と似た境遇にいる人に向けて宅浪を成功させるために今後も記事を書いていくつもりです。

ぜひ今後の記事も読んでみてください。実際に宅浪を経験し成功したからこそ書けることを書いているつもりです。

どんな形であれ今受験勉強を頑張っている皆さんは本当にすごいです。

私は頑張る受験生を応援しています。

以上パンダでした。

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