宅浪時代にやってよかったこと・後悔したこと【京大合格者の本音】

体験談

皆さんこんにちは、パンダです。

「宅浪って実際どうなの?」

「独学で本当に合格できるの?」

「もしもう一度浪人するなら、何を変える?」
こうした疑問を持っている方に向けて、今回は私が宅浪の1年間で「やってよかったこと」と、逆に「やらなきゃよかった…と後悔したこと」を本音でお伝えします。

私は浪人期間に予備校には通わず、完全に独学で京大合格を目指しました。

だからこそ、成功体験だけでなく、失敗から学んだリアルな教訓もたくさんあります。

宅浪を検討している方、今まさに宅浪中の方にとって、この記事が少しでもヒントや安心材料になれば嬉しいです。

今まさに浪人・宅浪している人に見てほしい記事だよ!


それでは、まず「やってよかったこと」からお話していきます。

1年間で「やってよかったこと」7選【生活・科目別】

宅浪で京都大学に合格できたのは、もちろん参考書や勉強時間も大事でしたが、「どう1年を過ごしたか」が何より大きかったと感じています。

ここでは、私が宅浪の1年間で「これは本当にやってよかった」と思えることを、生活全般と科目ごとに分けて紹介します。


【生活編】やってよかったこと

① 有料の自習室を借りた

家でずっと勉強していると飽きてくるので、自習室をお金を払ってでも借りました。静かで他の人も勉強している空間に身を置くことで、自分も自然と集中モードに。

家と自習室の二つの場所で勉強することで、気分転換しながら集中して勉強に取り組めました。

費用はかかりましたが、1年間で見ればかなりコスパの良い自己投資だったと思います。

近くに図書館や自習室などがある人は利用するといいと思います!

② 月に2回、友達と会ってリフレッシュ

孤独に閉じこもりすぎると、精神的に病みます。私は月に2回くらい、仲の良い友達と会って遊ぶ日をあえて作っていました。しっかり遊んで、翌日からまた勉強に戻る。このメリハリがモチベーションの持続にかなり効きました。

③ 生活習慣と勉強時間をルーティン化

毎日同じ時間に起き、同じ時間に勉強を開始。「体が自然と勉強モードに入る」ような生活サイクルを徹底しました。

宅浪はスケジュール管理が命。習慣さえできれば、気合や根性に頼らなくても続けられます。

④ SNSとの付き合い方を改める

受験勉強において、SNSは大きな敵になり得ます。
ただ、私は「すべてのSNSを消すべきだ」とまでは思っていません。大切なのは、自分なりのルールを設けて使うことです。

SNSは気づかないうちに、どんどん時間を奪ってきます。
そのうえ、見たからといって勉強にプラスになるわけでもない……どころか、やる気を削ぐ原因にもなりかねません

たとえばインスタグラム。
楽しそうな友達の投稿を見て「自分だけ勉強していてつらい」と感じてしまうこともありました。
時間を奪われる上にメンタルにも悪影響があったので、私はインスタを思い切って消しました。

一方で、YouTubeは完全に断つのではなく、「使い方」を工夫していました。
・お気に入りのチャンネルの動画だけ見る
・勉強法を調べるときだけ使う
など、明確な目的があるときだけ使うように制限していたんです。

大事なのは「SNSを一切見ない」ことではなく、自分の勉強やメンタルにとってプラスになるように付き合うこと
制限をかけすぎてストレスが溜まるのも逆効果なので、リフレッシュできる範囲で使うのがおすすめです。

⑤ お昼に20分の仮眠をとる

昼過ぎの眠気は効率を大きく下げる敵。僕は毎日13時前後に20分だけ仮眠をとる習慣を作っていました。頭もスッキリし、午後も高い集中力をキープできました。

⑥ 家族との時間を大切にした

これは勉強と関係はありませんが、皆さんにも意識しておいてほしいことです。

大学に進学すれば県外に出る。そう考えると、家族と過ごすこの1年が「最後の同居生活」になるかもしれないと思いました。

食事中の会話や、ちょっとした手伝いなど、勉強だけにこもらず、家族との関わりも意識的に大事にしました。

⑦ 模試は定期的に受けた

独学だと「自分の位置」が見えにくくなります。模試を定期的に受けて、自分の立ち位置や弱点を客観的にチェックするようにしていました。復習までしっかりすれば、模試は最高の教材にもなります。


【科目別】やってよかったこと

◆ 数学:解法ノートを作った

問題集を解きながら、「これは応用できそう」「この解き方は使える」と思ったものは、自分だけの「解法ノート」にまとめていました。試験前の復習がスムーズで、記憶の定着にも効果的でした。

解法ノートの詳しい作り方は下の記事を参考にしてみてください。

◆ 英語:長文読解の“読み方”を学んだ

単語や文法だけでなく、長文をどう読むか(パラグラフリーディングや構造把握)を意識して練習しました。設問に答える前に「まず筆者が何を言いたいか」を理解することを重視。

具体的に使った教材は、ただよびの西先生の「ロジカル英文読解」という講義です。

youtubeで誰でも無料で受けられるので、ぜひ見てみてください!

◆ 化学:「原点からの化学」で基礎を固めた

化学は「原点からの化学」という参考書を使って、化学の理論分野の解法を体系的に整理することができました。

反応の原理や構造理解が深まり、問題演習にもつながりました。

◆ 物理:過去問を最重要視

物理はとにかく過去問を軸に学習しました。志望校の傾向を掴むことで、無駄なくピンポイントで勉強できました。

◆ 国語:『現代文読解の基礎講義』で読解の土台作り

現代文は感覚で読んでいた時期があったのですが、『現代文読解の基礎講義』を読んで、論理的に読む訓練をしました。本文の構造を把握する力がつき、記述にも自信がつきました。

宅浪で後悔したこと|あのとき、こうしていれば…

もちろん、1年間すべてがうまくいったわけではありません。
ここからは、私が宅浪時代に「後悔していること」や「こうしておけばよかった」と思ったことを正直に書いてみます。

受験生の皆さんには、同じ失敗を繰り返してほしくないので、ぜひ参考にしてください。


① レベルの高すぎる参考書に手を出した

一部の科目で、背伸びして難しめの参考書に手を出してしまった時期がありました。

「できたらカッコいい」「このレベルをやりきれば無敵だろう」みたいな欲が出て、難解な問題集に挑戦したのですが…
結果、時間をかけた割に定着せず、基礎に穴があるまま演習だけが進むという失敗をしました。

とはいえこれは浪人生あるあるで避けるのは難しい、、、

難しそうな参考書に手を出したくなる気持ちめっちゃわかります!(笑)

しかしながら、まずは基礎を徹底的に固めることが何より大切です!


② 試験本番のイメージを持たずに勉強していた

これは本当に後悔していることの一つです。

試験本番の日、極度の緊張で一睡もできませんでした
それまでの模試でも、普段の生活でも、寝れなかった経験なんて一度もなかったので、自分でもびっくり。

正直、焦りましたし、「こんな状態で戦えるのか」と動揺してしまいました。

今振り返ると、「本番の雰囲気」や「当日の流れ」をもっと明確にイメージして勉強しておくべきだったと思います。
模試でも前日からの過ごし方や、緊張への対処法を意識してシミュレーションしておくと良かったなと感じます。


③ 1年という時間を見誤っていた

私は当初、「どうせ1年あるし、たっぷり時間がある」と思っていました。

その結果、かなり高い目標(合格よりも上のレベル)を設定し、余裕を持って進めていたつもりが、意外と時間はあっという間に過ぎていきました

運よく、目標が高すぎたおかげで何とか合格には届きましたが、もっと早い段階で計画の現実性を見直すべきだったと反省しています。

浪人生活は長いようで短い。
1日1日の積み重ねが命なので、「後でやればいいや」は通用しません。

今、全力で勉強してください!


まとめ|宅浪は「自分との勝負」だった

宅浪生活を振り返ると、「やってよかったこと」も「後悔したこと」も、すべては自分次第でした。

誰かに管理されるわけでも、毎日先生が進捗を見てくれるわけでもない。
だからこそ、自分をどうコントロールするかがすべてだと身をもって実感しました。

この記事が、これから宅浪を始める方、あるいは今まさに迷っている方の一助になれば嬉しいです。
私の宅浪時代の勉強について興味ある方は以下の記事をどうぞ!

以上パンダでした。

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