こんにちは。現役京大生の受験バイブル、運営者のパンダです。
「友達は5校受けると言っていたけど、自分が3校では少なすぎるかな」「私立を何校も受けるとお金がかかるし、どこまで増やせばいいのかわからない」。そんなふうに悩んでいませんか。
結論から言うと、受験する校数に全員に共通する正解はありません。合格したい大学への見立て・対策に使える時間・費用・試験日程の組み合わせ・入学手続き期限、この5つを自分の状況に当てはめて決めるものです。調査の対象・年度・大学数か出願数かが異なる平均の数字だけでは自分に必要な数は決まりませんし、周囲の出願数に合わせる必要もありません。この記事では、受験校数を決めるときに実際に使える軸と、1校・2校・3校それぞれの具体的な判断条件を解説します。
- 大学数・出願数・試験日数は別物で、それぞれを区別して確認する必要がある
- 私立では1大学で複数出願になることがあり、費用は出願件数を基準に計算する
- 各大学に役割を割り当てることで、組み合わせの偏りに気づきやすくなる
- 1校・2校・3校にはそれぞれ固有の確認事項があり、事前に家族と共有しておく
この記事は2027年度入試(2027年春入学)を対象とし、2026年10月27日時点で確認できる情報をもとに作成しています。
「何校受けるか」を決める3つの軸
受験校を決めるとき「大学数をいくつにするか」だけを考えがちですが、実際には大学数・出願数・試験日数の3つをそれぞれ区別して整理する必要があります。この3つを混同したまま計画を立てると、費用の見積もりが狂ったり、同じ試験を「複数の受験機会」と誤解したりすることになります。

大学数・出願数・試験日数を区別する
大学数とは、受験しようとしている大学の数です。A大学・B大学・C大学なら大学数は3。直感的にわかりやすい数字です。
出願数は、検定料を払って出願する件数です。私立大学では1つの大学に複数の方式・日程で出願できる場合があり、1大学で2件・3件の出願が生まれることがあります。3大学に出願しても、出願件数は5件・6件になることもあります。費用を計算するときは、大学数ではなく出願件数を基準にしてください。
試験日数は、実際に試験会場に行く日数です。同じ大学の複数方式が別の試験日で実施されるなら試験日数も増えます。一方、書類提出や共通テストの成績提供で合否が決まる方式なら、その大学のために別に試験会場に行く必要はありません。
「何校受けるか」という問いに答えるには、大学数・出願数・試験日数のうちどれを聞かれているかを最初に確認することが大切です。スケジュール調整には試験日数、費用の計算には出願件数が基準になります。
合格確率は出願数に比例して増えない
「出願数を増やせばどこかに受かる可能性が上がる」という考え方は、半分正しく、半分誤解です。
出願先を増やせば合格できる大学が増えるかもしれませんが、受験者の実力や苦手科目、共通テスト得点を使う方式(共通テスト利用入試など)といった要素は複数の出願先に共通して影響するため、各大学の合否は完全には切り離せません。同じ弱点があれば複数校の合否に同時に影響するため、独立した確率として単純に掛け合わせることはできません。また、出願先が増えることで対策が分散し、1校あたりの準備が浅くなる面もあります。
出願数を増やすことが有効なのは、難度や試験科目・方式が自分の実力や得意科目に合った候補を選べているときです。進学したくない大学への出願件数を増やしても、選択肢の確保にはなりません。
国公立と私立で制度の枠が異なる
私立大学は大学ごとに試験日程を設定しており、日程が重ならなければ複数大学を受験できます。同じ大学の複数方式・複数日程を受けることを認める大学もあります。
国公立大学の一般選抜は、前期・後期(公立では中期もある)という日程枠で実施されています。私立のように日程が空けば自由に増やせる仕組みではないため、国公立と私立の組み合わせを考えるときは枠の違いを理解したうえで整理してください。一部の公立大学では独自日程の選抜が設けられている場合もあるため、個別に要項を確認してください。国公立の日程の詳細は国公立大学の前期・中期・後期の違いと日程の記事をご参照ください。
この記事では主に私立大学の一般選抜を中心に解説します。国公立を志望する場合は前後期の日程枠を踏まえて出願先を整理してください。
私立大学で出願数が増えるしくみ
「私立を何校受けるか」を大学数だけで数えると、実際の出願件数や費用が見えにくくなります。1大学で出願件数が増える仕組みを理解したうえで、計画を立ててください。

1大学で複数の出願が生まれる例
私立大学の一般選抜では、同じ大学に複数の方式・日程・学部の組み合わせが用意されていることがあります。
例として、立命館大学の2027年度一般選抜(2月実施分)の公式概要を確認すると、全学統一方式では試験日を変えて複数の学部・学科に出願することができ、同一学部・学科を複数の試験日で受けることも認められています。(立命館大学 2027年度一般選抜(2月実施)、2026-10-27確認。入学試験要項は2026年11月上旬公開予定のため、出願前に最終要項の再確認が必要です。)
これはあくまで一大学の例です。すべての大学が同じ制度を採用しているわけではなく、複数出願が可能かどうか・同一学部への複数日受験が認められるかどうかは各大学の要項で個別に確認してください。
架空の例で整理すると、A大学・B大学・C大学の3大学に出願するとき、A大学に2件・B大学に2件・C大学に1件で出願すれば出願件数は合計5件になります。試験日数は方式の重なり方によって変わり、同日実施の方式が含まれる場合、それは独立した別の機会とは限りません。
方式・日程・学部は要項ごとに確認する
同じ大学の複数方式・日程を受ける場合でも、試験科目・配点・会場・時間が方式によって異なります。「どの方式が自分の得意科目に合っているか」を確認せずに出願数だけ増やすと、費用と移動日だけが増える結果になりかねません。
確認すべき主な項目を以下に示します。
- 試験科目と配点(方式ごとに異なる場合がある)
- 専願条件など出願資格の制限があるか
- 複数出願・複数受験を認めているかどうか
- 試験日・集合時刻・会場(遠距離なら宿泊も検討)
- 出願締切の形式(消印有効か必着か)
これらは各大学の入学試験要項に記載されています。出願ページの概要だけでなく、必ず要項本文を確認してください。学校発行の書類(調査書など)が必要な場合、発行に時間がかかることも見込んで出願計画を立ててください。
費用の見積もりは出願件数を基準にする
検定料は一般に出願1件ごとに発生します。ただし複数方式・複数日程への同時出願に条件付きの優遇を設けている大学もあるため、出願枠ごとに各大学の料金と同時出願条件を個別に確認してから合算してください。合計額は大学・方式の組み合わせによって変わります。条件の詳細は各大学の要項で確認してください。
検定料の金額は大学・方式によって異なり、「全大学一律で○万円」という共通の料金は存在しません。費用の見積もりをするには、志望する各大学の公式要項で金額を確認してから合計することが必要です。具体的な仮計算の例は第5節で説明します。
検定料のほかに、交通費・宿泊費・書類の郵送費・書類発行手数料なども費用に含まれます。これらを含めた総費用を保護者と早めに共有しておくことで、費用面での調整がしやすくなります。
併願校の役割と組み合わせ方
受験する大学をいくつか並べるとき、それぞれに「役割」を持たせると整理しやすくなります。全校が「とにかく受けてみる」では、準備の焦点が絞れず費用と時間だけがかかります。

3つの役割で候補を整理する
併願校の役割は、大きく3つに整理できます。
- 挑戦:合格可能性の見立てが厳しい校
- 現実的な候補:模試の判定や過去問の手応えから、十分に可能性があると判断できる校
- 比較的合格可能性を高く見込む候補:学部・学科の内容に進学意思があり、入試科目・方式が自分の状況に合っている校
「比較的合格可能性を高く見込む」という表現にしているのは、模試判定やこれまでの演習結果から不合格になる可能性が低いと判断できる候補という意味です。合格を保証するものではなく、あくまで現時点の見立てです。
大切なのは、どの候補も「入学したい理由がある」ことです。進学する気のない大学を数合わせに加えても、万が一そこしか受からなかったときに本当に進学する気になれません。また、模試の判定は試験当日の実力を保証するものではないため、役割の確認はあくまで参考として使ってください。
役割の比率に固定ルールはない
「挑戦1:現実的1:安全1の3校が正解」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、全員に同じ比率を当てはめることはできません。受験する人の状況によって、妥当な組み合わせは変わります。
模試判定が安定してきた時期に挑戦校を中心に組むことも一つの選択です。逆に、試験科目の準備が間に合っていない段階で挑戦校ばかり並べると、合格可能性の見立てが全体的に厳しくなります。
役割ごとに「なぜその大学を選ぶのか」を一言で説明できることが判断の基準になります。「SNSで周りが受けていたから」「とりあえず追加しておこう」という理由だけなら、費用と準備時間を割く前に一度立ち止まって検討してください。
入学意思と受験条件を先に確認する
候補を並べる前に、各大学について次の点を確認してください。
- その学部・学科で学びたい内容があるか(進学意思)
- 専願条件など出願資格の制限があるか(条件がある場合、他の大学との組み合わせ方が変わる)
- 不合格だった場合の次の行動を家族と話しているか
特に1校・2校に絞る場合は、「すべて不合格になったときどうするか」を事前に家族と確認しておくことが重要です。試験当日に他の大学の選択肢を後悔しながら臨むより、方針を決めた状態で向かう方が気持ちの面でも安定します。
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※出願の代行や「何校受ければよいか」を指定するマニュアルではありません。
1校・2校・3校それぞれの判断条件
「1校だけでもよいか」「2校では少なすぎるか」「3校あれば十分か」という疑問は、校数の数字だけでは答えられません。以下では、1校・2校・3校それぞれの状況で確認すべき点と、リスクが集中しやすいパターンを具体的に整理します。

1校だけ受験するときに確認すること
1校だけ受験すること自体は選択肢の一つです。学びたい理由が明確で、その大学の入試方式・科目が自分の準備に合っており、専願条件があればその条件を満たしているなら、1校に集中することにも意味があります。
ただし、以下の点を事前に確認してください。
- 不合格だった場合の進路(浪人・就職・別の進学方法)を家族と話し合っているか
- 試験当日に体調不良・交通トラブルが生じたときの対応を確認しているか
- 専願条件がある方式を選んでいるなら、他の大学への出願が制限されないか要項で確認しているか
「1校しか受けない」という状況に対して「大丈夫ですよ」とは言えません。ただ、心配に対して有効なのは「不合格になったとき具体的にどうするかを決めた上で受ける」という姿勢です。浪人を視野に入れる場合も、費用・環境・期間について現実的に考えてから判断してください。1校に集中する分、試験日までの対策に使える時間が増えるメリットはあります。
2校でリスクが集中するケース
2校の受験が問題になるのは「2校という数が少ない」からではなく、「2校が似たような条件に偏っている」ときです。
リスクが集中しやすい組み合わせの例を挙げます。
- 2校ともに挑戦校で、現実的な候補が含まれていない
- 2校ともに同じ科目で高配点であり、その科目が本人の苦手科目
- 2校の個別試験の日時・会場が重なり、両方を受験できない(共通テスト利用など同日の成績を複数校に使う方式とは別の問題)
このような状況であれば「2校だから少ない」というより「役割と条件の組み合わせに偏りがある」という問題です。校数を増やすより先に、組み合わせを見直す方が効果的な場合があります。逆に、2校でも役割が明確で科目・日程が分散しているなら、選択肢として機能します。
なお、同じ大学に複数の方式で出願する場合(1校2出願)は、大学数は1校のまま出願件数が増えます。これは「2校受ける」とは異なる状況です。
パンダ
「2校では不安」という気持ちは理解できます。ただ、確認すべきは「何校か」より「どの組み合わせか」です。校数を増やして安心しようとするより、今の2校の役割と科目を確認する方が先です。
3校で役割が成立するかの確認
3校で受験する場合の一例として、「挑戦」「現実的な候補」「比較的合格可能性を高く見込む候補」を1校ずつ組む形があります。役割の比率はこの1:1:1に固定する必要はなく、あくまで組み合わせを確認するための枠組みです。今年の入学先確保を目的とする場合、全校が挑戦校になっていれば目的と組み合わせが噛み合っているか要検討です。
以下は架空のA・B・Cを使った3校の判断例です(実在の大学ではなく、役割の確認方法を示すための仮の例です)。
表は横にスクロールできます。
| 大学(架空) | 役割の見立て | 試験科目の相性 | 過去問の手応え | 入学意思 |
|---|---|---|---|---|
| A大学(第一志望) | 挑戦 | 英語・数学が高配点。重点対策中 | 現時点では合格点に届いていない | この学部で学びたい |
| B大学 | 現実的な候補 | 英語・小論文。小論文の準備が必要 | 合格点に近い水準 | 入学しても構わない |
| C大学 | 比較的高く見込む候補 | 英語・国語のみ。どちらも比較的得意 | 合格点を超えることが多い | 入学する意思がある |
この例では3校の役割が分かれており、科目もある程度異なります。ただしB大学で小論文が必要なら、その対策時間を確保できるかを確認する必要があります。A大学への集中が削られるほどB・Cの準備に時間を取られるなら、組み替えを検討する余地があります。
3校が費用・日程・移動の面で実行可能かも確認してください。費用の計算は次の節で、日程管理はその次の節で説明します。
受験費用の確認と計算のしかた
受験にかかる費用は検定料だけではありません。入学金・交通費・宿泊費・書類費用も含めて早めに見積もっておくことで、保護者との共有もスムーズになります。

検定料は方式ごとの条件を確認する
検定料は大学・方式によって異なり、「全大学に共通する一律の金額」は存在しません。複数の方式・日程に出願する場合は方式ごとに検定料が必要になるのが基本ですが、同時出願に対して条件付きで優遇を設けている大学もあります。
立命館大学の2027年度入試では、複数方式・複数試験日への出願にはそれぞれ検定料が必要で、一部の同時出願には条件によって優遇がある旨が案内されています(立命館大学 2027年度入学検定料、2026-10-27確認。入学試験要項は2026年11月上旬公開予定のため、金額の最終確認は要項公開後に行ってください)。この例は立命館大学のケースであり、他の大学が同じ条件とは限りません。
検定料を確認するには、志望する各大学の公式要項を取り寄せるか、公式サイトの案内ページを確認するのが確実です。出願前に必ず各大学の最新情報で金額を確認してください。
入学金と検定料の支払い時期を分ける
費用を整理するとき、検定料(出願時)と入学金・授業料等(入学手続き時から入学前後)は支払い時期が異なります。これを一緒に考えると、実際にいつまでにいくら用意する必要があるかが分かりにくくなります。
合格が複数出た場合、入学する大学を決めるまでに別の大学の入学手続期限が来ることがあります。「入学金を払ったあとに第一志望に合格した」というケースでは、先払いした入学金が返還されない場合があります(返還の条件は大学・年度によって異なります)。入学金の返還に関する判断は各大学または専門家にご確認ください。
支払い時期ごとに費用を分けて書き出すと、資金の準備がしやすくなります。
- 出願時:検定料(出願枠ごとに各大学の料金・同時出願条件を確認して合算)
- 試験前後:交通費・宿泊費・書類発行費
- 入学手続き時・入学前後:入学金、授業料・諸会費等。支払期限と返還条件は大学ごと
仮の費用例で総額のイメージをつかむ
実際の費用を計算するには各大学の要項が必要ですが、計画段階でおおよそのイメージをつかむための仮の計算例を示します。
仮に1出願あたり3万円、交通費1回あたり5,000円と設定した場合、5出願・3回の試験日なら検定料の仮合計15万円、交通費の仮合計1万5,000円となります。これに宿泊費や書類費用が加わります。この計算はあくまで「どの項目にどれだけかかるかを整理する枠組み」として使ってください。実際の金額は必ず各大学の要項で確認してください。
保護者と費用を共有するときは、「この大学にこの方式で出願すると出願時にこの金額が必要、合格後の手続き時にこの金額が必要」という形で、項目と時期を分けて説明するとスムーズです。「いつまでに何を用意するか」まで伝えることで、家族全体で準備しやすくなります。
試験日程と手続き期限の管理
受験する大学が決まったら、出願から入学手続き期限まで一覧にして管理します。日程が混み合う時期に手続きが抜けると、入学の機会を失うことにもなりかねません。

出願から入学手続き期限を一覧にする
管理表に含める主な項目を以下に示します(大学名・日付はすべて架空の例です)。
表は横にスクロールできます。
| 大学・方式 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 | 入学手続期限 | 要項確認日 |
|---|---|---|---|---|---|
| A大学 全学統一方式 | 1/10〜1/20 | 2/1 | 2/10 | 2/17 | (各自記入) |
| B大学 一般方式 | 1/15〜1/25 | 2/5 | 2/14 | 2/21 | (各自記入) |
| C大学 共通テスト利用 | 1/20〜2/5 | (共通テスト) | 3/1 | 3/10 | (各自記入) |
上の日付は架空です。実際の日程は各大学の公式要項で確認してください。出願の手順は大学によって異なります。書類郵送が必要な大学では準備日数と郵送期限(消印有効か必着か)を要項で確認し、調査書など学校発行の書類は担任への依頼時期も含めて逆算してください。
受験予定を年間・週間の勉強計画に落とし込む方法は、受験予定を反映する年間・週間計画表の作り方の記事も参考にしてください。
試験日・移動・前泊の条件を確認する
試験が遠方で行われる場合や複数日にまたがる場合は、移動と休息の計画も合わせて立ててください。
確認する点は次のとおりです。
- 試験会場の所在地と集合時刻(最寄り駅からの移動時間も含む)
- 前日移動が必要かどうか(早朝集合の場合は前泊を検討する)
- 連続した試験日がある場合の疲労・移動のタイミング
- 試験後に次の試験の準備を十分行えるか
2日連続の試験を一律に「避けるべき」とする必要はありませんが、移動・疲労・準備の条件を具体的に確認したうえで判断してください。試験日が決まったら、そこから逆算して「何週前までに何の対策をどこまで終わらせるか」を組んでおくと、日程が重なる時期にも焦らずに動けます。
追加・除外の判断基準と最終チェック
候補を追加または除外するとき、「なぜ追加するか・なぜ外すか」を一言で説明できるかを基準にしてください。
追加を検討するときの確認事項です。
- 入学したい理由がある(進学意思)
- 受験条件(科目・出願資格)を満たしている
- 対策に十分な時間を確保できる(第一志望の準備が削られない)
- 費用・日程・移動の面で実行可能
4つが揃わない場合、「追加すれば安心だから」だけを理由にした出願は再考してください。除外を検討する場合も「志望順位が低いから」だけでなく、対策が追いつかない・試験日が第一志望と近い・費用的に難しいといった具体的な理由を確認してから決断してください。
最終的な受験校一覧が固まったら、各大学の最新の入学試験要項を手元に用意した状態で、保護者・担任教員と最終確認を行うことをお勧めします。
受験校数の最終確認と次のステップ
これまでの内容を踏まえ、よくある疑問と記事のまとめを確認してください。
受験校数についてよくある質問
Q1. 私立を何校受けるかの「平均」は参考にしてよいですか?
A. 調査対象・年度・大学数か出願数かが異なる複数の平均が存在するため、その数字だけでは自分に必要な数は決まりません。母集団・選抜方式によっても実態は異なります。合格したい大学への見立て・費用・日程・役割の組み合わせで判断してください。
Q2. 大学受験で2校しか受けないのは少なすぎますか?
A. 2校という数が少ないとは一概に言えません。問題になるのは、2校ともに同難度・同科目構成・試験日が重なるなど、組み合わせに偏りがある場合です。役割と科目・日程が分かれていれば、2校でも選択肢として機能します。まず組み合わせの内容を確認してください。
Q3. 大学受験で3校だけでは足りないか心配です。
A. 3校で「挑戦・現実的な候補・比較的合格可能性を高く見込む候補」という役割が分かれており、科目・日程・費用が実行可能であれば、3校は十分な場合があります。3校とも挑戦校の場合は、選択肢を確保する目的が成立しにくくなります。役割の内訳を確認してください。
Q4. 同じ大学に複数方式で出願するのは有効ですか?
A. 試験科目・日程・配点が自分の得意分野に合った方式を選ぶなら意味があります。同一大学の複数出願が可能かどうか・同一学部への複数日受験が認められるかは大学によって異なるため、各大学の要項を確認してください。出願数を増やすことで合格可能性が比例して増えるわけではありません。
Q5. 国公立と私立を組み合わせる場合、校数の考え方は変わりますか?
A. 国公立の一般選抜は前期・後期(公立では中期もある)という日程枠で実施されており、私立のように日程が空けば自由に増やせる仕組みではありません。一部の公立大学では独自日程の選抜が設けられている場合があるため、個別に確認してください。国公立の日程枠を確認したうえで、私立との組み合わせを整理してください。国公立の日程の詳細は国公立大学の前期・中期・後期の違いの記事をご覧ください。
大学受験で何校受けるかを決めるまとめ
受験する校数は「平均に合わせる」「多ければ多いほど安全」という考え方では決まりません。合格したい大学への見立て・対策時間・費用・試験日程・入学手続き期限の5つを実際に確認して決めるものです。
この記事で解説した手順を整理します。
- 大学数・出願数・試験日数を区別して把握する
- 私立では1大学で複数出願になる場合があり、費用は出願件数で計算する
- 各大学に挑戦・現実的な候補・比較的合格可能性が高い候補の役割を割り当てる
- 役割の比率に固定ルールはなく、「追加理由を一言で説明できるか」を基準にする
- 1校・2校・3校それぞれの固有リスクを確認し、不合格時の方針を家族と共有する
- 費用は検定料・入学金・交通費を時期ごとに分け、保護者と試算する
- 出願から入学手続き期限まで一覧にし、最終要項を確認してから動く
受験校が決まったら、次は各大学に向けた勉強計画の整備です。計画の組み立てに迷っている方は、年間・週間計画表の作り方の記事もご活用ください。
受験校が決まったあと「何をどの順番で勉強するか」に迷っている方に向けて、学習サイクル・科目別の進め方・計画術をまとめた有料noteです。価格は2,980円(2026-10-27確認)。購入前に無料部分と目次をご確認いただけます。
※出願代行や受験校数の選定を行うものではありません。勉強の進め方・計画術が主な内容です。


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